上図は、角換りから後手が右玉にした手に対して先手が穴熊で対抗する展開で、先手が変化手順で▲8八銀とした局面。ソフトの評価値+51で互角。
実戦では▲8八銀では▲3七桂だったので、▲8八銀は変化手順です。
▲8八銀はソフトの推奨手だったのですが、後手から8筋の歩を切られるので指せなかったのです。
▲8八銀△8六歩▲同歩△同飛▲3五歩で、ソフトの評価値+70で互角。

後手は8筋の歩を交換しますが、先手は▲8七歩とせずに▲3五歩と後手の桂馬の頭を狙います。
以下△3五同歩▲2四歩△同歩▲同飛で、ソフトの評価値+20で互角。

△3五同歩に▲2四歩が少し気が付きにくい手で、ここで▲3四歩と打つと△4五桂▲同銀△4四歩▲5六銀△8一飛で、ソフトの評価値-134で互角。
この展開もあるようですが、次に△8六歩の垂れ歩に対して、先手が歩切れなので8七に歩を打つことができないので、少しいやな形です。
よって▲3四歩と打たずに▲2四歩と2筋の歩を交換します。
▲2四飛以下、△2三歩▲2八飛△8一飛▲8七歩で、ソフトの評価値+33で互角。
この展開だと、先手は次に▲3四歩と打つ狙いがあり、しかも8筋は歩を打って守っているのでまずまずかと思います。
歩を取って桂馬の頭を狙う指し方が参考になった1局でした。