上図は、先手居飛車後手振り飛車からの終盤戦で、後手が△7六歩と打った局面。ソフトの評価値-209で互角。
駒割りは飛車と角銀で先手が少し駒損ですが、終盤戦なのであまり関係ありません。
先手の龍と飛車と8五の桂が後手玉を睨んでいますが、まだ後手玉に即詰みはありません。
先手玉もまだ即詰みはありませんが、後手は次に△7七歩成が詰めろになり、その手が間に合うと先手勝てません。
本譜は以下▲9一歩成△7七歩成で、ソフトの評価値-2134で後手勝勢。
▲9一歩成は詰めろでも何でもないので、△7七歩成で先手勝てませんでした。
▲9一歩成では▲7五香があったようです。ソフトの評価値-1058で後手優勢。

厳密に言えば▲7五香でも、後手がいいのですが勝負手としてはこれしかなかったようです。
▲7五香は▲7二香成からの詰めろなので、後手は先手玉を詰ますか自玉を受けるかのどちらかですが、先手玉はまだ詰みません。
▲7五香以下、△5一香▲7二香成△同金▲7三歩で、ソフトの評価値-99957で後手勝勢。

後手は△5一香と受けに回って、先手は▲7二香成から▲7三歩で自然な手で詰めろをかけます。
▲7三歩でソフトの評価値がで999・・と出るのは、この局面で先手玉に即詰みがあるということですが、さすがにこれは読み切れません。
▲7三歩△9七銀▲8九玉△8八銀打▲同金△同銀成▲同玉△7七歩成▲同玉△7四香▲7六銀打△同香▲同銀△8八銀▲7八玉△7九金▲8八玉△7六桂▲7九玉△8八角▲6九玉△5七桂▲5九玉△2六馬▲4八香△6八銀▲同金△同桂成▲同玉△7六桂▲7八玉△7七金▲8九玉△9九角成▲同玉△8八金まで。
長手数ですが、このレベルが頭の中で浮かぶようになればものすごい終盤力だと思いますので、少しでも近づきたいです。
特に△7九金と△8八角と△2六馬はなかなか見えにくい手です。
難しい終盤戦が参考になった1局でした。