薄い玉は飛車が厳しい

上図は、横歩取り青野流からの進展で後手が△3六金と打った局面。ソフトの評価値-131で互角。

駒割りは角と金銀の2枚替えで先手が少し駒損ですが、後手歩切れなのでいい勝負です。

後手は△3六金と打ちましたが、金の圧力で先手の2七の飛車を攻める手です。

先手玉は薄いので神経を使う将棋ですが、本譜の進行はまずかったようです。

本譜は以下、▲2五飛△3七金▲8六角△6二金で、ソフトの評価値-604で後手有利。

先手は▲2五飛と逃げたのが良くなく、△3七金をやや軽視していました。

△3七金はあると分かっていて何とかなるかと思っていましたが、厳しかったようです。

▲8六角に△6二金とされると、先手は有効な手がありません。

後手から△2八金▲同銀△7九飛成とされると先手玉が薄くもちません。

本譜は以下、▲3七角△2五飛成▲3三桂成△同桂で、ソフトの評価値-916で後手優勢。

やむを得ず▲3七角から飛車を見捨てる手順を選びました。

△3三同桂の局面の駒割りは、角と飛桂損で先手が損しておりしかも玉が薄く、後手は陣形が固く飛車2枚あるので後手優勢です。

先手がここから互角にするには、後手に疑問手を指してもらわないと無理なほど差が大きいです。

▲2五飛では2通りの指し方があったようで、次回投稿します。

薄い玉は飛車があるともたないと分かった1局でした。