上図は、角換り腰掛銀で後手が6三の銀が△5四銀と上がった局面。ソフトの評価値+113で互角。
後手が6三銀の形のときに先手が▲4五歩と仕掛けた形で、4筋が少し薄いので先手が指しやすいかと思っていましたが、まだこれからの将棋です。
先手がここからどのように手を繋げていくかですが、本譜はあまり面白くなかったです。
本譜は以下、▲4四歩△同銀▲1五歩△同歩▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△3五銀で、ソフトの評価値-99で互角。

この形は後手の5四銀と3五の銀が受けに効いて、先手の攻めがうまくいっていない感じです。
どこかで後手が△4一飛と回る筋があり、先手が歩を使って受けるのでは、攻め方が限られてきます。
攻めを継続するなら▲4五銀ですが△4六歩で、ソフトの評価値-114で互角。
△4六歩で次に△4七歩成から△3八角を見せられると、先手は神経を使います。
▲4四歩では▲3四歩がありました。
▲3四歩△同銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛で、ソフトの評価値+235で互角。

この手順は3筋の歩を取った形ですが、実戦の4筋の歩と取った形とは全く違う将棋になる感じです。
2筋を交換して▲2九飛と引いた形は次に▲3五歩が狙いです。
後手から△3六歩の筋が気になります。
△3六歩▲3五歩△2八歩▲同飛△3九角▲2六飛△4八角成▲3四歩△3二金▲3六飛で、ソフトの評価値-107で互角。
この形は先手後手どちらをもっても怖い形です。
▲2九飛に△2四歩なら、▲4四歩△3六歩▲3五歩△同銀▲4三歩成△3七歩成▲同金で、ソフトの評価値+241で互角。
手順の▲4三歩成に△同銀なら▲4五角です。
桂馬を損する手順ですが、▲4三歩成でと金ができるのでいい勝負です。
3筋と4筋のどちらの歩を取るかで、将棋が変わるのが参考になった1局でした。