筋違い角で受ける

上図は、相掛かりからの変化手順で後手が△5四角と打った局面。ソフトの評価値+162で互角。

実戦では4六の銀を早めに▲4五銀としたのでこの局面にならなかったのですが、▲6八銀を早めにしたときに△5四角が気になっていました。

△5四角は△7六角~△8七角成と8筋を突破する狙いです。

狙いは分かりやすいのですが、どのように受けるかがいまひとつ分かっていませんでした。

今見れば△7六角には▲8九飛と受ける手があるのですが、対局時は全く見えていませんでした。

△5四角以下、▲4五銀△7六角▲5六角△8六歩▲同歩△同飛で、ソフトの評価値+1090で先手優勢。

この展開が先手優勢までなっているのは驚きました。

▲4五銀と出て△7六角に▲5六角と打ちます。

▲5六角に△8七角成は▲8三歩があるので、後手は△8六歩から飛車の位置を変えるのが手筋です。

△8六飛の形だと▲8三歩は打っても意味がないです。

△8六飛以下、▲3四銀△8七角成▲同金△同飛成▲2三銀成で、ソフトの評価値+1348で先手優勢。

後手に飛車を成られるのは結構いやな変化ですが、後手は持ち駒に金しかないので、まだ先手はそこまで危険ではありません。

2九の飛車が受けに効いているのと、7筋に歩を打てるのが受けやすい形です。

▲2三銀成以下、△3一金▲2四成銀△2八歩▲同飛△7八金▲7九歩で、ソフトの評価値+1529で先手優勢。

後手はやや無理攻めですが、先手玉は薄いので油断できません。

△2八歩と先手の飛車の位置を変えて、△7八金としますが▲7九歩の底歩が打てればだいぶ固いです。

この変化は、後手玉が見えてなくて実戦的にはまだ大変ですが、先手の角得なので先手優勢です。

筋違い角で受けるのが参考になった1局でした。