矢倉での▲1五桂から▲4一銀


上図は、矢倉の進展からの終盤戦で先手が▲8五銀と桂馬を取った手に△同歩とした局面。ソフトの評価値+881で先手優勢。

対局中は駒割りは先手の銀得なので先手がいいと思っていましたが、ここから優勢をどのような拡大するかが難しいところです。

本譜は以下、▲2四桂△4五歩▲3二桂成△同玉▲2四歩△同歩▲6一銀で、ソフトの評価値+500で先手有利。

先手が駒得していたので▲2四桂と打ってもいいと思っていましたが、▲6一銀までの局面を見ると銀と桂馬の交換でほとんど互角です。

実戦では△7五飛だったので▲7六歩△同飛▲5二銀不成の展開になったのですが、△8二飛と辛抱されると先手も大変だったみたいです。

▲2四桂では▲1五桂があったようです。

▲1五桂△4五歩▲4一銀で、ソフトの評価値+971で先手優勢。

矢倉で▲1五桂という手はたまに出てきますが、△4五歩に▲4一銀と引っ掛けます。

▲4一銀も矢倉でよく出る筋で後手の守りの金を狙います。

▲4一銀に△1四歩なら、▲2四歩△1五歩▲3二銀成△同玉▲2三歩成でソフトの評価値+1647で先手優勢。

この手順はうまくいきすぎですが、まともに▲2四歩が入ると後手受けきれません。

▲4一銀に△3三金直なら、▲2四歩△同歩▲2三歩△3一玉▲5二銀打で、ソフトの評価値+1571で先手優勢。

次に▲2二歩成△同玉▲4三銀成からの寄せを見ています。

▲4一銀に△3一玉なら、▲5二銀打△3三金寄▲2四歩△同歩▲同角△同金▲3二銀成△同玉▲4三金で、ソフトの評価値+2412で先手勝勢。

▲4一銀~▲5二銀打もたまに出る筋で、後手が受けづらい形です。

矢倉での▲1五桂から▲4一銀と攻めるのが参考になった1局でした。