桂損した後の攻め方

上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が△4三銀と5四の銀を引いた局面。ソフトの評価値+238で互角。

駒割りは桂と歩が2枚の交換で先手が少し駒損していますが、後手の2二の銀が壁銀でもあり互角です。

後手としては、△3四銀から△3三銀となれば厚みが増して理想的な展開です。

逆に先手はその手が来る前に動きたいところです。

そのような意味もあり、本譜は▲2四歩から動いたのですがあまり良くなかったようです。

▲2四歩△同歩▲7五歩△同歩▲7四歩△6五桂で、ソフトの評価値-94で互角。

2筋を突き捨てて▲7五歩~▲7四歩としましたが、手順に△6五桂と跳ねてきます。

後手としては7三の桂馬が△6五桂と跳ねたら一応働いているといえそうです。

実戦では▲6五同銀△同歩▲5五角で、ソフトの評価値-535で後手有利となりました。

先手も何か手を作ろうとしましたが、さすがに銀損では先手苦しいです。

▲2四歩では▲6六銀がありました。

▲6六銀△3四銀▲5五銀左△3三銀▲4四銀で、ソフトの評価値+190で互角。

▲6六銀と守りの7七の銀を前進して攻撃に参加する指し方は、全く浮かびませんでした。

後手は△3四銀と歩切れを解消しますが、▲5五銀と出て△3三銀と壁銀を解消すると▲4四銀とぶつけます。

後手の飛車があまり働いていないので、その間に攻める感じです。

▲4四銀以下、△8六歩▲同歩△4七歩▲同銀△8一飛▲3三銀成△同桂▲3五歩で、ソフトの評価値+237で互角。

実戦的にはまだ難しいですが、先手は角と銀を持ち駒にして攻めが継続できています。

桂損した後の攻め方が参考になった1局でした。