受け中心でも攻めの手を考える

上図は、後手三間飛車に先手居飛車穴熊からの進展で後手が△3六同飛と3筋の歩を交換した局面。ソフトの評価値+238で互角。

△3六飛と出た局面は4九に金がいるため飛車が成ることはできませんが、▲5八金右とすると△3九飛成があり、また△5六飛などもあるのでうるさい手です。

受け方に悩んで、結構時間を使って4分位考えて▲5五歩としましたがあまり良くなかったようです。

実戦の将棋で1手に長考でも4分位で、1手に10分も考えることはありません。

▲5五歩△4五銀で、ソフトの評価値+135で互角。

▲5五歩は△5六飛を防いでの銀取りですが、△4五銀がまたうるさい手です。

△4五銀は△5六銀と出る手や△3四飛から△3六銀と出る手もあり、先手は受け方に神経を使います。

後手からでも△4五銀と出たいのに、先手からわざわざ▲5五歩と突いて△4五銀と出させたのはあまり意味がなかった気がします。

▲5五歩では▲6八角がありました。ソフトの評価値+173で互角。

▲6八角は少し考えてはいたのですが、狙いがはっきりしないような感じだったので指せませんでした。

▲6八角に△5六飛なら、▲2四歩△同歩▲2二歩△3三桂▲2四飛で、ソフトの評価値+341で先手有利。

▲2四歩に△同角▲同角△同歩▲同飛で、ソフトの評価値+808で先手優勢。

▲6八角の狙いは受けでなく、▲2四歩だったのが気が付きませんでした。

受け中心で考えると、▲2四歩のような手攻めの手が見えないことが多いのが、こちらの課題みたいです。

▲6八角に△5六飛は成立しないので、後手は別の手を指すことになりますが、△5六飛の心配は一応なくなったと納得できます。

受け中心でも攻めの手を考えるのが参考になった1局でした。