歩切れをつく飛車打ち

上図は、横歩取り青野流からの進展で先手が▲4五桂と跳ねた手に後手が△4四歩と突いた局面。ソフトの評価値+244で互角。

先手の陣形だけ見るとあまり見慣れない形ですが、後手が△2九飛とした手に▲2八角と受けて後手がその角を狙った手に、先手が飛車を打って受けた形です。

駒割りは角と金銀の交換で2枚替えで先手が損ですが、後手歩切れなのでいい勝負みたいです。

△4四歩には▲3三桂成か▲5三桂成のどちらかと思い、最初は▲3三桂成を考えましたが△同桂で、先手の2七の飛車の位置が悪く後手に狙われそうなのでやめました。

本譜は以下、▲5三桂成△同玉▲6四角△同歩▲2九飛で、ソフトの評価値-109で互角。

この局面の駒割りは、飛車と角金桂の3枚替えで先手が駒損ですが後手歩切れなのでいい勝負のようです。

ただし後手から△4九角▲同玉△3七桂のような手があるので、少し怖い形です。

▲5三桂成では▲3八銀がありました。

▲3八銀△2八飛成▲同飛△4五歩▲2六飛打で、ソフトの評価値-136で互角。

▲3八銀で飛車と角の交換になる手は少しだけ見えていましたが、△4五歩で飛車と角金桂の3枚替えで先手の駒祖です。

しかし後手の歩切れをついて▲2六飛打があったようです。

指摘されればなるほどという手ですが、全く見えづらい手です。

次は▲2二飛成が狙いですが、後手も受けづらい形です。

▲2六飛打に△3二金打なら▲8二歩で、ソフトの評価値+185で先手有利。

▲2六飛打に△3二金なら▲2二角成△3六桂▲同飛△2二銀▲2九飛で、ソフトの評価値-31で互角。

▲2二角成に△3六桂は少し難しい手です。

▲2六飛打に△1五角なら▲2二飛成△同銀▲同飛成△3二金打▲2一龍△4八飛▲6九玉△3八飛成▲4四桂で、ソフトの評価値-289で互角。

後手の受け方は、危険なようですがちょっと真似できないです。

後手の歩切れをつく飛車打ちが参考になった1局でした。