桂馬と歩があれば端歩

上図は、後手が角交換型の石田流からの進展で、△1九飛と打った局面。ソフトの評価値+419で先手有利。

対局時は先手有利など思ってなく、△2九歩成からのと金攻めや△2六桂がうるさいので、先手が大変かと思っていました。

本譜は以下、▲4四馬△2九歩成▲5八金上で、ソフトの評価値-487で後手有利。

▲4四馬は▲1一馬や▲5五馬から▲7四桂の筋があると思っていたのですが、あまりたいしたことがなく△2九歩成が厳しく、▲5八金上とするようでは先手不利になりました。

▲5八金上では▲2三飛でしたが、△2八角で互角だったようです。

最初の局面で▲3四馬では▲9五歩がありました。ソフトの評価値+414で先手有利。

このタイミングでの▲9五歩は全く見えていませんでした。

今見ると先手の歩が少ないとはいえ、飛車と桂馬と歩があって3四に馬がいて後手歩切れであればうるさい手です。

▲9五歩に△2九歩成なら、▲9四歩△3九と▲9三歩成△同桂▲9二歩△同香▲9四桂△7一玉▲9一飛で、ソフトの評価値+1407で先手優勢。

後手は9筋を放置するのは危ないので、△9五同歩としますが▲同香で、ソフトの評価値+496で先手有利。

△9五同歩に▲9四歩でははっきりしないと思っていたら、▲9五同香がありました。

これで攻め切れるのならいいのですが、攻め切れないと反動がきつい手です。

▲9五同香に△同香なら、▲6一馬△同銀▲9四桂△7一玉▲9二飛△7二桂▲5二金△同玉▲8二桂成△6一玉▲7二成桂△5一玉▲6二成桂△4一玉▲5二成桂で、ソフトの評価値+2338で先手勝勢。

この手順は、後手の受け方は普通ですががぼろぼろと駒を取られます。

▲9五同香に△9三歩なら、▲8六桂△2九歩成▲6一馬△同銀▲9三香成で、ソフトの評価値+463で先手有利。

際どい攻めですが、後手も怖い形です。

桂馬と歩があれば端歩というのが参考になった1局でした。