後手の駒を重たくする

上図は、横歩取り青野流からの進展で、後手が△4九角と打った局面。ソフトの評価値-248で互角。

△4九角は全く見えておらず、▲6八玉だと△3八金がうるさいと思って▲同玉としました。

▲4九同玉△3七桂▲3八玉△2九桂成▲同玉△2七飛で、ソフトの評価値-315で後手有利。

この手順は、飛車と角桂の2枚替えで先手は駒損を少し回復できます。

ただし、龍を作られると先手の陣形は金駒が少なく薄いので、実戦的には勝ちづらいかもしれません。

▲4九同玉では▲6八玉がありました。

▲6八玉△3八金▲2六飛で、ソフトの評価値-8で互角。

△3八金に金を取らずに▲2六飛は全く見えていませんでした。

普通は△3八金には▲同銀△同角成▲2六飛△4七馬で、ソフトの評価値-77で互角。

この指し方もあったようですが、後手に歩切れを解消されて先手が手を作れるかどうかという感じです。

変化図の▲2六飛以下△3九金▲8二歩という展開ですが、後手の4九の角と3八の金が少し重たい形なので、その間に▲8二歩から駒損を少しでも回復する狙いです。

また後手も歩切れなので▲5六飛の対応に少し悩みます。

後手の駒を重たくする指し方が参考になった1局でした。