端攻めには角の打ち込み

上図は、角換り腰掛銀から先手が▲2五歩とした手に対して、後手が2四の銀を△3三銀とした局面。ソフトの評価値+68で互角。

角換り腰掛銀で端に飛車を回る展開はたまに見られます。

本譜は▲1五歩△同歩▲同香△1三歩で、ソフトの評価値±0で互角。

先手は1筋に飛車を回ったので、▲1五歩から仕掛けたのですが△1三歩とされると、効果が不明です。

この展開は後手の持ち駒に角があるので、先手陣に打ち込みがあります。

本譜は以下、▲4五歩△2八角で、ソフトの評価値-311で後手有利。

この手順は、後手に角がある場合は、先手が1筋に飛車を回ると後手に角を打つスぺースがたくさんできるという典型的な形です。

この展開は、馬ができると馬の力が強く先手指しづらいです。

▲1五歩では▲8八玉がありました。ソフトの評価値+90で互角。

このタイミングでの▲8八玉は全く浮かびませんでした。

腰掛銀で▲8八玉と入るのは、後手からの攻めに近づく場合もあるので、一長一短ですが、この場合は様子見の意味が大きいようです。

▲8八玉に△2二玉なら、▲4五歩△同歩▲1五歩△同歩▲同香△1三歩▲3五歩で、ソフトの評価値+81で互角。

この手順は▲8八玉と1手ためてから仕掛けています。

将来的に後手から△2八角と打って馬を作る手はありますが、先手は4筋の歩を突き捨てているのでいつでも▲4五桂とできるのが大きくいい勝負のようです。

▲8八玉に△6四角なら、▲6九飛△4六角▲6六歩△同歩▲同飛△6三歩▲6九飛で、ソフトの評価値+251で互角。

この手順は▲6九飛~▲6六歩と1筋を攻める手とは全く違う指し方になりますが、後手が△6四角としたときにたまに見られます。

後手は角を使っているので、実戦のように先手陣に角を打ち込む展開にはなりません。

端攻めには角の打ち込みがあるのが参考になった1局でした。