上図は、後手四間飛車に先手居飛車穴熊からの進展で、後手が△7三桂とした局面。ソフトの評価値+301で先手有利。
先手有利となっていますが、300までは互角なのでほとんど互角です。
お互いにしっかり囲った局面ですが、ここから先手がどのような形で仕掛けるかが悩みどころです。
本譜は以下、▲4六角△4五歩▲3七角△4四銀▲1六歩△1四歩▲7五歩で、ソフトの評価値+196で互角。

ここは手が広いところですが、▲4六角としました。
▲4六角~▲3七角は少ない指し方だと思います。
▲4六角から▲3七角として▲7五歩と後手玉のコビンを攻めるのは、たまに見る筋ですが、先手は7八に金がいるので7八飛と回ることができず少し損をしています。
▲4六角は候補手に上がっていない手で、評価値が100くらい下がっているので、あまりいい手ではなさそうです。
作戦的にどこか無理があるような感じで、先手は2九の桂が使いづらい展開なのが良くないかもしれません。
本譜は▲7五歩以下、△3五歩▲同歩△同銀▲7四歩△同銀で、ソフトの評価値+145で互角。
後手は△3五歩から先手の角を狙って指してきます。
ここまである程度予想していた展開だったのですが、△7四同銀に▲7六歩△3六歩▲5九角で、ソフトの評価値+179で互角。
△3六歩と抑えらえて▲5九角となるのは、あまりいい形ではないです。
▲7六歩では▲3八飛がありました。ソフトの評価値+114で互角。

▲3八飛も候補手ですが、評価値的にはあまり伸びていないので、元々の作戦があまり良くないみたいです。
本局に限らず、穴熊に囲って▲6六銀にように組んでそこから指すと、後手の抑え込みみたいな指し方になかなか突破できていない感じです。
このあたりが今後の課題です。
作戦的にいまひとつだったのが参考になった1局でした。