苦しい局面の粘り方

上図は、後手三間飛車に先手居飛車穴熊からの進展で後手が△5六銀と出た局面。ソフトの評価値-90で互角。

先手はと金を作って香得ですが、後手の3六の飛と2五の桂と5六の銀が働いて、互角になっていますが先手指しづらい局面です。

本来は先手はこのような局面を避けて指すべきだったのですが、実際の対局では苦しい展開というのはよくあります。

本譜は以下、▲3九香△3八歩▲同飛△3七歩で、ソフトの評価値-77で互角。

▲3九香はあまり打ちたい手ではないですが、3筋を受けるのは仕方ないと思って指しました。

▲3九香は別に悪い手ではなく、候補手に上がっていた手でした。

後手は△3八歩~△3七歩としました。

実戦はここで▲3七同桂としたのが悪く△4七銀成で、ソフトの評価値-341で後手有利。

▲3七同桂は受けの辛抱が出来なかったのですが、▲3七同桂では▲2八飛がありました。

▲2八飛△6七銀成▲2六歩で、ソフトの評価値-144で互角。

後手は△6七銀成と気持ちのいい手に対して、先手が▲2六歩と辛抱できるかがこの局面です。

▲2六歩の局面は先手に持ち駒はありません。

気持ち的には先手苦しく、まだ詰みまではだいぶ先の話ですが、やや先手ジリ貧のような形でもあります。

▲2六歩に△3八歩成なら▲同金と辛抱します。

こうやって粘って、チャンスを待つしか仕方なかったようです。

苦しい局面の粘り方が参考になった1局でした。