上図は、角換り腰掛銀からの進展で、後手が△7六歩と歩を取った局面。ソフトの評価値+446で先手有利。
この局面は、先手の6六の銀が浮いており、いつでも後手から△4七歩とか△6七歩とかの厳しい手があるので、先手が少し指しづらいかと思っていたのですが、先手有利は驚きました。
ただし、ここで先手から攻める手はなさそうなので、何か指さないといけないのですが、本譜はあまり良くなかったようです。
本譜は以下、▲6三歩成△4七歩▲同金△6三金▲5八玉で、ソフトの評価値-35で互角。

△4七歩がいやな手で▲同金として、後手が△6三金と手を戻したときに▲5八玉として、△3八角には▲2八飛を用意してうまく行ったかと思っていたのですが、ソフトの評価は良くなかったです。
▲5八玉と▲7八金の形が、桂馬があると△6六桂のような手があるので、あまり受けに効いていないということかもしれません。
▲6三歩成では▲6五銀右がありました。
▲6五銀右△同銀▲同銀△4七歩▲3八金△6七歩で、ソフトの評価値+818で先手優勢。

この手順は先手の桂得になるのですが、後手から△4七歩とか△6七歩とかのうるさい攻めがあります。
対局中は、この手順もぱっと見で浮かんだのですが、さすがに危険すぎるかと思ってやめました。
ただし、具体的にどのように危険かと考えたわけでなく、直感で危ないと思っただけです。
先手優勢なのですが、短い時間だと指せない感じです。
ただし、将棋は安全に指せばいいかと言われるとそうでもなく、本譜みたいに安全に指しても形勢が悪くなっていますし、少し危険に指しているようでも形勢が良くなっていることがあります。
このあたりは、感覚というより読みが入っていないと難しいです。
なかなか指しにくい手順ですが、読みが入ればこの手順もあると分かった1局でした。