寄せがありそうな局面の指し方

上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が△3三桂打とした局面。ソフトの評価値+940で先手優勢。

対局中は▲4二角が間接的に△2四金を睨んでいて、少し先手が指しやすいと思っていました。

駒の損得は互角ですが、まだ後手玉の寄せが見えず、先手は歩切れが少し気になっていました。

本譜は以下、▲4四銀△同銀▲同桂と進みましたが、ここで△4三銀だったら結構大変でした。

この局面も寄せがありそうななさそうな感じですが、次の後手の狙いは△4四銀です。

△4三銀以下、▲3一銀△2三玉▲3三桂成△同桂▲7四桂△8一飛▲6二桂成△4四銀で、ソフトの評価値+444で先手有利。

この手順は▲7四桂から後手の金を取りましたが、△4四銀とされると先手有利とはいえまだ結構大変みたいです。

▲4四銀では▲3三桂成がありました。

▲3三桂成△同桂▲3一銀△2三玉▲7四桂で、ソフトの評価値+896で先手優勢。

この手順も前の変化手順と部分的に似ているのですが、先手は金を取ると▲2二金~▲3三角成の寄せがあります。

そのときに前の変化手順のように後手に4四の銀がいると、▲3三角成には△同銀とされます。

この局面では5六に桂馬がいるので、4四に銀があっても取れる形です。

ちょっとした形に違いですが、これが形勢に反映されるようです。

▲7四桂以下、△8一飛▲6二桂成△1三角▲3三角成△同玉▲4五桂△2三玉▲3三金△1二玉▲2二銀成△同角▲同金△同玉▲3三角で、ソフトの評価値+893で先手優勢。

この手順も決して簡単ではないですが、▲3三角で王手銀取りで先手指せているようです。

寄せがありそうな局面の指し方が参考になった1局でした。