上図は、相掛かりからの進展で後手が△8五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+362で先手有利。
対局中は、先に攻め込まれている形なので、先手有利とは思っていませんでした。
本譜は銀取りになっているので逃げたのですが、あまり良くなかったようです。
本譜は以下、▲8八銀。
実戦は▲8八銀に△3五飛だったのですが、△6六飛▲同歩△4五桂で、ソフトの評価値-382で後手有利だったようです。

攻めの桂と守りの銀の交換は、普通は銀を渡すと損なので逃げたのですが、飛車交換して△4五桂が鋭く、桂馬が入ると△7六桂があります。
また△4五桂と跳ねた形が、後手玉が△4二玉~△3三玉と移動できて広くなったのも大きいです。
この数手のやりとりは後手満足です。
▲8八銀では▲3六飛がありました。
▲3六飛△7七桂成▲同桂△3六角▲8一飛△7二銀▲8六飛成で、ソフトの評価値+406で先手有利。

銀と桂馬の交換をする▲3六飛は全く見えませんでした。
手順の▲8一飛に△7二銀と受けないと、▲4一角が厳しすぎます。
△7二銀に▲9一飛成もありますが、△8九飛が気になるので▲8六飛成と手厚く指します。
▲8六飛成に△5四角なら、▲4六桂△3六角▲2二歩△同銀▲3四桂で、ソフトの評価値+415で先手有利。
手順の▲2二歩が細かい利かしです。
▲8六飛成に△3五歩なら▲3四歩△4五桂▲同桂△同角▲6五桂打で、ソフトの評価値+754で先手有利。
手順に▲3四歩の拠点が入り、先手指せるようです。
例外的な守りの銀と攻めの桂馬の交換が参考になった1局でした。