飛車交換後の細かい攻め方


上図は、後手三間飛車に対して先手が居飛車穴熊からの進展で、飛車交換から先手が▲2三歩と垂らしたときに後手が4二の角を△3三角と上がった変化手順の局面。ソフトの評価値+1219で先手優勢。

実戦では▲2二歩成を受けずに別の手だったので、△3三角は変化手順です。

△3三角は▲2二歩成を受けた手で、対局中はこの手に対してどのように手を作っていこうかと考えていました。

ただし、△3三角は受け一方の手なので、後手を持つとあまり指す気はしない手ではあります。

△3三角には3つの手がありました。

1つは、△3三角▲2二歩成△同角▲2四角△2七飛▲4二角成△3七飛成▲5五歩で、ソフトの評価値+725で先手有利。

手順の△2七飛で△3三歩なら、▲5二飛△6二飛▲5一飛成で、ソフトの評価値+1294で先手優勢。

手順の▲5五歩に△同歩なら、▲5四歩△同金▲5二飛です。

受け一方では後手苦しいようです。

2つは、△3三角▲1五歩△3六歩▲3一飛△6二飛▲4五桂で、ソフトの評価値+1114で先手優勢。

▲1五歩に後手は△3六歩から桂馬を狙う手は、▲3一飛と銀取りに対して△6二飛と受けたら▲4五桂があります。

▲4五桂以下△同歩▲3五角△5三桂▲1四歩で、ソフトの評価値+1038で先手優勢。

後手が飛車を自陣に使ってしまうと、攻めの手がなくなりますのでややジリ貧になりそうです。

ただし、ソフトの推奨手は△3三角に▲6一飛でした。

3つは、△3三角▲6一飛△7一飛▲同飛成△同金▲1五歩で、ソフトの評価値+1074で先手優勢。

▲6一飛は全く見えていませんでした。

▲6一飛の狙いは、△3六歩なら▲3一飛成△6二飛▲2二歩成です。

よって後手は△7一飛として盤面から飛車を消しますが、そこで▲1五歩です。

▲1五歩以下、△3六歩▲3一飛△7二飛▲4五桂△同歩▲3五角△4一桂▲1四歩で、ソフトの評価値+1366で先手優勢。

△3六歩~△3七歩成は後手の1つの狙いですが、先手が居飛穴で玉が遠いので、間に合わない展開です。

飛車交換後の細かい攻め方が参考になった1局でした。