上図は、角換り腰掛銀からの進展で先手が▲1五歩に後手が△同歩とした局面。ソフトの評価値+192で互角。
駒割りは角と金の交換でいい勝負で、ここから先手がどのように手を作っていくかという感じです。
本譜は▲1四歩△5四銀で、ソフトの評価値+114で互角。

▲1四歩に△同香は結構後手が危ない形で、以下▲4五歩△3三銀▲2五金△1三玉▲1四金△同玉▲1五香△同玉▲1九香△1六歩▲2五飛△1四玉▲1六香で詰み。
端玉には1筋に香車と2筋に飛車がいると、このような筋がたまに出ます。
△1四同香と出来ないので、遊んでいた銀を△5四銀とされると先手も大変です。
以下▲1五香は△1二歩で、ソフトの評価値-113で互角。
▲1五香と走っても△1二歩と受けられると、△1八角のような手が出るので先手が大変みたいです。
▲1四歩では▲1三歩があったようです。ソフトの評価値+162で互角。

このタイミングでの▲1三歩は見えていませんでした。
▲1三歩の時点で持ち駒の歩が1枚だけで、少し心細い感じはします。
▲1三歩に△同玉なら、▲4五歩△3三銀▲2五桂で、ソフトの評価値+428で先手有利。
この手順は▲2五桂で銀が取れる形なので、先手指せそうです。
▲1三歩に△同香なら、▲4五歩△3三銀▲3五歩で、ソフトの評価値+141で互角。
手順の▲4五歩と打つのがやや打ちにくい歩ですが、△3三銀と引いたときに▲2五桂でなく▲3五歩とするのが筋みたいです。
▲3五歩は、3筋の歩を突き捨てると将来先手の攻めの幅が広がるという意味です。
▲1三歩に△3三銀なら▲4四歩で、ソフトの評価値+179で互角。
▲4四歩は攻めのあたりを強くした手で、△4四同飛なら▲4五銀△4一飛▲1五香で、ソフトの評価値+258で互角。
▲4四歩に△1三香なら▲2五桂△2四銀▲1三香成△同銀▲4五銀で、ソフトの評価値+387で先手有利。
端からの攻め方が参考になった1局でした。