上図は、相掛かりから▲2四同飛と歩を取った局面。ソフトの評価値+10で互角。
2筋の歩を交換したので、後手は普通に指すなら△2三歩、8筋の歩を交換するのであれば△8六歩が考えられますが、実戦では予想していない手を指され意表をつかれました。
本譜は△7三銀▲2三歩△1三角▲2八飛△2四歩▲1五歩で、ソフトの評価値+171で互角。

この手順は、△7三銀と上がって▲7四飛を受けたのですが、▲2三歩があります。
お互いに1筋の歩を突いているので△1三角としますが、以下△2四歩と受けた手に▲1五歩と突く展開です。
後手の指し方をしたことがないので、全く感覚がつかめていないのですが、この局面が互角であるのは知りませんでした。
気分的には▲1五歩と突いて後手の角を狙う展開で気持ちはいいのですが、駒得しているわけではないのでこれからの将棋です。
▲1五歩以下△2三金▲1四歩△2二角で、ソフトの評価値+189で互角。

▲1五歩に後手は△2三金として3段目に金が上がる形になります。
以下先手は▲1四歩と取り込んで△2二角と引くのですが、金が3段目に上がる形は普通の駒組になりにくく力戦型の構えになりそうです。
2三の金が銀なら、銀冠に進めるような駒組もありそうですが、金なのでその展開にはならないです。
2三の金に紐をつけるのであれば将来△2二銀から△4二玉から△3三銀のような駒組は考えられそうです。
最後の局面の盤上に出ている手数を数えてみると、先手は▲1六歩▲1五歩▲1四歩▲3八銀▲7八金▲6八玉の6手に対して、後手は△8四歩△8五歩△7四歩△7二銀△7三銀△2四歩△3二金△2三金の8手なので、後手が少し手得しているという考えがあるのかもしれません。
ただしこのあたりの構想は謎です。
なかなか指せない△7三銀が参考になった1局でした。