上図は、後手横歩取り△8四飛からの進展で後手が△1八馬に▲2七歩と受けた局面。ソフトの評価値+15で互角。
駒割りは、飛車と角香の交換でなので後手が香得です。
対局中は▲2七歩に次の1手が見えず、▲8二歩を受ける展開にしました。
本譜は△8二歩で、ソフトの評価値+350で先手有利。

△8二歩は受けに回っただけなので、あまりいい手ではないだろうとは思っていましたが、やはり良くなかったようです。
実戦は▲6五桂以下、▲4五桂や▲3四歩を見せられて後手が苦しいようです。
△8二歩では△1五角があったようです。
△1五角▲1六歩△3七角成▲同飛△4五桂で、ソフトの評価値+34で互角。

△1五角は事前に▲4五桂を避けたという意味かと思ったら、△3七角成と角と桂馬の交換をする筋です。
△4五桂の局面の駒割りは、角と香車の交換で後手が駒損ですが、後手は陣形が低くて隙があまりないので、いい勝負みたいです。
△4五桂に▲3六飛なら、△3七歩▲4六歩△3八歩成▲同金△3七香で、ソフトの評価値-650で後手有利。
この手順は、銀を取ってからの△3七香が厳しい手です。
△4五桂に▲3六飛△3七歩▲同銀△2七馬▲4六角なら、△7三桂▲8三歩△8一歩▲7五歩△4四香▲4八金△3七桂成▲同飛△2六歩で、ソフトの評価値-673で後手有利。
この手順は▲4六角と手厚く受けた手で、△7三桂に▲8三歩と後手からするといやな筋です。
△8一歩と受けて▲7五歩に△4四香が気が付きにくい手で、4五の桂馬がいなくなると、香車が直通する意味です。
最後の△2六歩もなかなか指せない手で、このあたりの後手の指し方は少し難しいです。
駒損を恐れずに指すのが参考になった1局でした。