上図は、後手ゴキゲン中飛車に先手が▲3七銀からの進展で、先手が7七の銀を▲8六銀とした局面。ソフトの評価値+4で互角。
▲8六銀は先手の8八の角が使いづらいので、角道を通したという意味ですが、8六の銀もいい形ではありません。
先手は手詰まり模様なので、最悪は9筋から動くこともありますが、反動もきついと思っていました。
実戦は▲8六銀に△6三銀だったので▲4五銀という将棋になって9筋から動くことはなかったのですが、▲8六銀に△3二飛に▲9五歩と仕掛けたらどうなるかが少し気になります。
▲8六銀△3二飛▲9五歩△同歩▲同銀で、ソフトの評価値-196で互角。

△3二飛に▲1五歩なら△4二角で、いつでも△3五歩と仕掛けられて先手が面白くないので、9筋から動きました。
後手の△9五同歩に▲9五同銀が狙いの1手で、重たい銀を捌いて後手の守りの香車と交換する狙いです。
▲9五同銀以下、△同香▲同香△9三歩▲4五香で、ソフトの評価値+63で互角。

9筋を交換して△9三歩に▲4五香とします。
この手も少し重たい手ですが、ゆっくりとした展開では、銀と香車の交換は先手の駒損が響いてくるので、先手から動いていきます。
▲4五香以下△5三銀▲2四歩△同歩▲4三香成△同銀▲4五桂△4四角▲5三桂成△同角▲2四飛で、ソフトの評価値-134で互角。
この手順は先手の桂損ですが、飛車を捌いていい勝負みたいです。
評価値は微妙に揺れていますが、少し無理っぽい感じの▲9五歩は局面の打開ではあったようです。
玉側の9筋からの端攻めが参考になった1局でした。