上図は、先後逆で相掛かりから角交換しての進展で▲6六銀とした局面。ソフトの評価値±0で互角。
▲6六銀は▲5七銀と引く意味や、▲5五銀と銀交換を狙う筋があります。
対局中は、ここで後手の指し手が難しいと思っていました。
本譜は、△2四銀▲5五歩△4三銀で、ソフトの評価値-28で互角。
時間に追われて△2四銀しましたが、▲5五歩では▲5五銀でソフトの評価値+21で互角。
▲5五銀は次に▲5四銀△同歩▲7一角△8三飛▲4四角成が狙いです。
△2四銀は手待ちみたいな意味だったのですが、銀交換されると4筋が薄くなるのが気になります。
ただし、評価値はどれもそんなに変わらない互角だったのが意外でした。
△2四銀では△4三銀があったようです。ソフトの評価値+24で互角。

△4三銀は▲5五銀とされて銀交換される筋を事前に受けた手です。
私の場合は、こういう1手前に受けるという手をなかなか指せない棋風です。
△4三銀に▲5五銀なら△5四歩▲6六銀△2二玉で、ソフトの評価値+22で互角。

▲5五銀に△5四歩と突けるのが、先に△4三銀と引いた効果です。
△5四歩に▲6四銀なら△6三歩がありますので、▲6六銀ですがそこで△2二玉と堂々と入城します。
この手も自然ですが、最近の将棋は、矢倉囲いで入城することが少なくなったので少し新鮮な感じがします。
後手はここから動くというより△3一玉~△2二玉の手待ちで辛抱します。
先手の持ち駒に角があるので、後手が動いてスペースがあくと角を打ち込まれるのが気になりますので、結構難しい将棋です。
銀を先に引いて辛抱するのが参考になった1局でした。