上図は、相掛かりから角交換しての進展で後手が△3三銀と2二の銀が上がった局面。ソフトの評価値+240で互角。
先手は4六の銀と6六の銀が2枚いて、後手の飛車を移動させれば5五の歩が取れるので少しいいかと思っていたのですが、あまりいい手ではなかったようです。
本譜は▲7七桂△8一飛▲5五銀右△同銀▲同銀で、ソフトの評価値-57で互角。

先手は1歩得して▲5五同銀と中央に銀がいる形になりました。
対局中はこれで先手が指せると思っていたのですが、評価値は全く逆で互角ですが、やや後手持ちでした。
実戦は以下△3一玉となりましたが、いつでも後手から△7五歩と先手の桂馬の頭を狙う手があり、これが結構うるさい筋です。
▲7七桂では▲7五歩がありました。ソフトの評価値+287で互角。

▲7五歩はたまに見る筋ですが、後手の攻め駒を責める手です。
普通は守りの歩を自ら動かすのは少ないのですが、先手は5八の玉と少し後手の攻め駒から遠い位置にいるので、この手があるようです。
▲7五歩に△同歩なら▲7四歩△6五桂▲同銀△同銀▲7七桂△8一飛▲6五桂で、ソフトの評価値+1506で先手優勢。
この手順は、銀と桂の交換から▲7七桂~▲6五桂と桂得の展開で先手優勢です。
▲7五歩に△同銀なら▲7七桂△8四飛▲9五角△9四飛▲6五桂で、ソフトの評価値+658で先手有利。
この手順の△8四飛は、後手の桂馬の頭を守った手ですが、▲9五角から後手の飛を狭いところに移動させて先手指せそうです。
▲7五歩に△8四飛なら▲5五銀右△同銀▲同銀△7五歩▲9五角△7四飛▲8五銀△同桂▲6二角成で、ソフトの評価値+1073で先手優勢。
この手順も▲9五角から後手の飛車を責める展開で、▲8五銀が少し気が付きにくいです。
守り側から歩を突く▲7五歩が参考になった1局でした。