2枚替えの先入観を持たない


上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で6四の角が△3七角成と桂馬を取った局面。ソフトの評価値±0で互角。

駒割りは銀と桂馬の交換で先手が少し駒得ですが、後手は3七の馬が良く働いています。

対局時は、先手の陣形は少しバラバラなので、先手が少し指しづらいかと思っていました。

本譜は▲2九飛△3三桂▲3四銀△5六飛▲3三桂成△6四桂で、ソフトの評価値-51で互角。

後手は遊び駒の3三の桂馬を活用して△5六飛としました。

先手は▲3三銀成で銀得になったのですが、△6四桂が味のいい手です。

後手から△7六桂や△5五馬の筋があり、受ける手はありそうですが先手が銀得している感じがしないです。

▲2九飛では▲5八飛がありました。ソフトの評価値±0で互角。

▲5八飛は全く見えませんでした。

1九の香車を取られると銀と桂香の2枚替えになるので、指せなかったです。

▲5八飛に△1九馬なら、▲6一銀△3二飛▲7二銀成△同銀▲3四歩△4四歩▲同銀△3四飛▲6二金△7一香▲5三銀不成で、ソフトの評価値+946で先手優勢。

この手順はうまく行きすぎですが、▲6一銀の割打ちの銀が厳しいようです。

▲5八飛に△4七馬なら、▲5九飛△5一金▲7七銀△4八馬▲2九飛△3七歩▲5五角△3八歩成▲2七飛で、ソフトの評価値-67で互角。

この手順は、振り飛車が垂れ歩からと金を作る手で、先手は飛車が逃げていやな流れですが、先手辛抱で受けに回る展開です。

後手の飛車を△5六飛と捌かせないのが、▲5八飛の意味のようです。

2枚替えの先入観を持たない▲5八飛が参考になった1局でした。