王手の逃げ方

上図は、相居飛車からの終盤戦で後手が△8九銀成と桂馬を取った局面。ソフトの評価値-75で互角。

この局面は王手なので手が限られていますが、▲8九同玉なら△6九飛成で以下先手玉が詰むので逃げるしかありません。

対局中は、▲7七玉としても先手玉が残っていると思っていたのですが、読みが甘かったようです。

本譜は▲7七玉△8八角▲8六歩△8五歩で、ソフトの評価値-961で後手優勢。

ここまでは読み筋だったのですが、以下▲8五同玉△7三桂▲8四玉△7二桂で、ソフトの評価値-991で後手優勢。

この手順の△7三桂が見えてなくて、▲8四玉に△7二桂と打たれると▲8三玉には△9四銀で詰んでしまうので、先手がまずかったです。

▲7七玉では▲9八玉がありました。ソフトの評価値+27で互角。

▲7七玉で大丈夫だと思っていたので、▲9八玉は全く考えていませんでしたが、これでまだ難しかったようです。

▲9八玉に△9九成銀なら▲8八玉△8九成銀▲9八玉△3二歩で、ソフトの評価値-207で互角。

手順の△9九成銀に▲同玉なら、△6九飛成以下詰みですが、▲8八玉で詰みません。

よって後手は▲5四銀の詰めろを消す△3二歩と打ちますが、これならまだこれからの将棋だったようです。

なお、最初の△8九銀成に▲7八玉は△6九飛成がきつくて、▲同玉に△5八銀以下長手数ですが、詰んでいるようです。

この変化は、王手を続けるならこの筋しかないという手で、変化手順が多いですがぴったりみたいです。

ほんとはこちらの詰み筋も書いた方が良かったかもしれないですが、長くなりますので省略します。

王手の逃げ方が参考になった1局でした。