上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が△8六飛と歩を取った局面。ソフトの評価値+416で先手有利。
先手を持ってやや受け身の展開は1筋の位を取ったためですが、やや見慣れていない局面だと、次の1手の直感がいまひとつの場合があります。
本局もそのような感じで、本譜は以下▲8七歩△8四飛▲3六桂△6六歩で、ソフトの評価値+15で互角。
▲8七歩を打つと8八の銀の活用が難しくなるので、打たなかった方がよかたです。
以下▲3六桂と打ちましたが、△6六歩とされると8八の銀が全く使えていません。
▲8七歩では▲8七銀がありました。
▲8七銀△8四飛▲6六桂で、ソフトの評価値+453で先手有利。

壁銀を解消する▲8七銀が自然な1手でした。
▲8七銀は少し見えていたのですが、△8四飛と引かれると次に△8六歩と打たれるので、先に▲8六歩と打っても△6七歩とか△3六歩がうるさいと思ってやめました。
ただし、△8四飛には▲6六桂がありました。
▲6六桂は、次に▲5四桂△同歩▲6三歩成△同金▲7五角の狙いがあります。
▲6六桂以下△4三銀▲7六銀で、ソフトの評価値+544で先手有利。

△4三銀と逃げるのは自然ですが、次の▲7六銀が見えにくいです。
後手の飛車が8筋に直通しますが、2九の飛車がいるので受かっています。
この展開なら、8八の銀が▲7六銀と活用できるいるので大満足です。
先手は上部が厚くて3歩得であれば、やや受け身ながらも先手が指せそうです。
壁銀を解消する▲8七銀が参考になった1局でした。