上図は、居飛車対振り飛車の進展で後手が△8五桂と打った局面。ソフトの評価値+99993で先手勝勢。
ソフトの評価値が999・・と出れば、だいたい即詰みが多いのですが、この局面も後手玉に即詰みがありました。
実戦では、▲7二歩成から考えたのですが考えがまとまりませんでした。
本譜は以下、▲8四飛△8三歩▲8五飛△7四金で、ソフトの評価値+99973で先手勝勢。

▲8四飛では▲7二歩成で△同金なら▲同飛成△同玉▲6三銀以下詰み。
▲7二歩成に△8三玉なら、▲7三と△同桂▲同銀成△同金▲7五桂以下詰み。
手順の△8三玉がすこしいやな逃げ方ですが、▲7三とから▲7五桂でぴったりです。
▲7三とでは▲7三同飛成△同玉▲6五桂以下の詰まし方が自然ですが、これもありました。
色々な手があるとかえって手が読めないようです。
なお、△7四金の局面も実は後手玉に即詰みがあったのですが、これはまた別の機会にします。
一番分かりやすい詰まし方は、最初の局面で▲7一角です。

▲7一角に△同玉なら、▲7二銀△8二玉▲8三香まで。
よって▲7一角に△8三玉ですが、▲8四飛△同玉▲7五銀打△8三玉▲8四香まで。
手順の▲8四飛が見えるかどうかがポイントですが、それが見えたら▲7五銀打~▲8四香でぴったりです。
▲7一角からの7手詰めですが、これが時間のない終盤で見えるかとなると意外と難しいです。
ただし、詰ませるときに詰まさないと混戦になりますので、こういうところは結構大事かと思います。
うっかりしやすい詰まし方が参考になった1局でした。