上図は、相居飛車からの終盤戦で後手が7八の銀が△8九銀成と王手したてに8八の玉が▲7八玉と逃げた局面の変化手順。ソフトの評価値-99975で後手勝勢。
実戦では、△8九銀成に▲7七玉△8八角からはっきり後手優勢になったのですが、▲7八玉だったらどうだったかいう変化手順です。https://shogiamateur.com/wp-admin/post.php?post=13273&action=edit
▲7八玉の局面は、ぱっと見で後手がどうやって攻めるのだろうという感じですが、実は先手玉は即詰みなのが驚きました。
▲7八玉以下△6九飛成▲同玉△5八銀。

▲7八玉に後手の駒がたくさんあれば、△7七銀▲同玉△8五桂▲同龍△8八角▲8六玉△7七銀のような筋があるのですが、この場合は駒不足です。
ただし、△6九飛成~△5八銀が強烈です。
△5八銀に▲7八玉なら、△8六桂▲同龍△6七角▲7七玉△7八金まで。
手順の△8六桂に▲同歩なら、△6九角▲8九玉△8八歩以下詰み。
手順の△8六桂に▲7七玉なら、△6八角▲同玉△6七金まで。
よって、△5八銀▲同玉△4七と▲6七玉△5七と。

ここでうっかりしやすいのが、△4七と▲6七玉△7五桂▲同歩△4九角の筋ですが、▲7七玉に△7六金▲同角成と2一の角が効いていますので不詰みになります。
よって、▲6七玉に△5七とと進みます。
△5七とに逃げては簡単に詰むので、▲5七同玉ですが△5六金です。
△5六金に▲6八玉なら△5七角▲7八玉△7九角成▲7七玉△8五桂▲8六玉△6八馬▲8五玉△9四金まで。
この手順は、上部に逃げる形ですが、△8五桂~△6八馬~△9四金でぴったりです。
△5六金に▲5八玉なら△4六桂以下詰み。
△5六金に▲4八玉なら、△3六桂以下詰み。
この手順は、3四に金を活用してぴったり詰みです。
戻って、△4七とに▲同玉なら、△6九角▲5八桂△3五桂以下詰み。
この手順は、△3五桂と打ったときに持ち駒に金2枚と歩があるので、ぴったり詰みです。
ちょっと難しい実戦詰将棋が参考になった1局でした。