上図は、先後逆で横歩取りの進展から▲3六歩と突いた局面。ソフトの評価値+125で互角。
後手番をもって横歩取りが多いのは、将棋の指す環境で横歩を取る人と取らない人で分かれるので、横歩を取ってくれそうなときは、その戦型を取っています。
横歩取りの後手番は、この戦型独特の手があまり見えていない感じですが、棋風的に攻めがあまり鋭くなくて玉の薄い将棋が少ないので、少しでもこの戦型から何かを吸収しようと考えています。
本譜は、△8八角成▲同銀△3三桂▲3五歩で、ソフトの評価値+53で互角。
角交換して△3三桂と跳ねるのはよくある筋ですが、ソフトは少し違った展開でこの進行を推奨していました。
▲3六歩以下、△9四歩▲3五歩△9五歩▲3七桂△8八角成▲同銀△3三桂で、ソフトの評価値+123で互角。

後手は9筋の位を取る展開で、その間に先手は▲3五歩~▲3七桂で理想的な感じもしますが、後手は△8八角成~△3三桂です。
9筋の位を取ったのが将来活きるか不明ですが、全く浮かばない手順です。
△3三桂と跳ねた局面も▲3四歩と突く手が気になります。
▲3四歩△同飛▲5六角△2五歩で、ソフトの評価値+123で互角。

ぱっと見で▲3四角から▲5六角とされると後手崩壊かと思いきや、△2五歩と打って耐える手順です。
△2五歩もうっかりしやすいですが、△2五歩で△2四飛なら▲同飛△同銀▲3四歩があるので仕方ありません。
△2五歩以下、▲3四角△同銀▲5六飛△4四角でソフトの評価値+143で互角。
飛車と角の交換でも互角というのがなかなか浮かびませんが、冷静に局面を見るとバランスはとれているようです。
ただし指しこなすには力がいります。
横歩取りの角交換して△3三桂が参考になった1局でした。