詰み筋を短い時間で考える


上図は、角換り腰掛銀からの終盤戦で▲5一角成とした局面。ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

ここで後手の方が投了されたのですが、後手が受けに回ったらどうなるかが気になっていました。

なお、▲5一角成は次に▲4三角成からの詰めろになっています。

▲5一角成に△2三歩なら、▲4三角成。

角で守りの金を取るのが急所です。

▲4三角成に△同銀なら、▲2三飛成△同玉▲2四歩△3二玉▲2三銀△3一玉▲4一金まで。

この手順は、▲2三飛成が分かれば後は並べ詰みです。

▲4三角成に△同玉なら、▲2三飛成△3三銀▲4二金△同飛▲同馬△同玉▲3二飛△4三玉▲5二銀まで。

この手順は、▲4二金が打ちにくいですが、▲3二飛が打てれば分かりやすいです。

▲5一角成に△3三金なら、▲5二角成。

▲5二角成と詰めろをかけるのが分かりやすいです。

▲5二角成に△2四歩なら、▲4一馬寄△2二玉▲3一銀まで。

▲5二角成に△同飛なら、▲4一銀△3一玉▲5二銀成△2四歩▲4一馬△2二玉▲2三歩△同金▲3二飛まで。

それぞれの変化は基本的な寄せですが、これを時間をかけずに考えて指せるかが大事だと思っています。

詰み筋は1分とか2分考えて指すのでなく、30秒の秒読みなら10秒位考えて10秒で再度確認して着手する位が理想です。

詰み筋が20秒で考えがまとまりそうになっても、確認ができなければその手は着手できないような気がします。

確認が中途半端で詰み筋に行っても、すっぽ抜けたら相手に駒をたくさん渡して形勢がおかしくなることが多いです。

即詰みに行かなければ詰めろをかけることになりますが、終盤の秒読みや切れ負けで2つの手を考えるというのは、難易度が高いです。

このあたりが将棋の難しいところの1つだと思っています。

詰み筋を短い時間で考えるのが参考になった1局でした。