上図は、先後逆で横歩取りからの進展で先手が▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値+62で互角。
先手から▲3五歩と伸ばされていつでも▲3四歩と桂馬の頭を狙う筋があるので後手もいやなところですが、ここからの後手の指し方は良くなかったようです。
本譜は、△2五歩▲3六飛△5四角▲4六飛△1五歩▲2四歩△同銀▲3四歩で、ソフトの評価値+434で先手有利。
この手順は、△5四角~△1五歩は狙い筋ではありますが、▲2四歩~▲3四歩を見落としており、以下△4五桂には▲6六角があるので後手が悪いです。
対局中は、△5四角はどうだったかなと思っていましたが、やはり良くなかったです。
△2五歩▲3六飛には△2八角がありました。ソフトの評価値-174で互角。

△2八角は自然な手ですが、対局中は全く見えていませんでした。
このあたりが、この戦型を指し慣れていない感じです。
△2八角に▲4六角なら△同角成▲同歩△2四飛で、ソフトの評価値-230で互角。

▲4六角には角交換して△2四飛とします。
この△2四飛というのも、ほとんど居飛車を指しているとなかなか見えづらい手です。
△2五歩としたので△2四飛とするのは、振り飛車感覚だと自然な手が直感で見えていない感じです。
居飛車は飛車を縦に使うのに対して、振り飛車は飛車を横に使う感覚の違いです。
△2四飛以下▲7七銀△2六歩▲2五歩△同飛▲3七桂△2四飛▲2五歩△同桂▲2六飛△3七桂不成▲2四飛△4九桂成で、ソフトの評価値-429で後手有利。
この手順は、やや一直線な流れですが△2六歩に先手が強い手をしたときの進行です。
いまひとつ飛車を渡したときの後手玉の危険度がつかみ切れていないですが、たくさん指して感覚をつかむのが大事だと思います。
飛車を横に使うのが参考になった1局でした。