上図は、角換わりから後手が右玉にした展開で、後手が△4五同銀と桂馬を取った局面。ソフトの評価値+318で先手有利。
この形のイメージは、先手は▲6四桂と打ちたいのですが、後手は6三に銀がいるので打てないので、どのように手を作っていくかという感じです。
対局中は、ここで何かいい手がありそうな感じはしていましたが、自然に▲6五歩としました。
▲6五歩△同桂で、ソフトの評価値+163で互角。

▲6五歩は次に▲6四桂があるので、後手は△6五同桂で互角です。
以下、▲6四歩△同銀▲6六銀△6三歩で、ソフトの評価値-11で互角。
このあたりの数手は、あまり良くなかったようで、後手陣が少ししっかりした感じです。
▲6五歩では▲1八角がありました。ソフトの評価値+389で先手有利。

後手が右玉で7二に玉がいるときに▲1八角と遠みの角を打つのはたまにある筋ですが、この局面でもあったようです。
▲1八角に△4四歩なら、▲4六歩△5四銀引▲6四桂で、ソフトの評価値+1383で先手優勢。
この手順は、後手が普通に指したのですが、▲6四桂がきつくて△同銀なら▲5四角があるので、△6二玉としますが▲5二桂成で金と桂馬の交換で先手優勢です。
▲1八角に△3六歩なら、▲同金△同銀▲同角△6四金▲6五歩△同桂▲6六歩△7七桂成▲同桂で、ソフトの評価値+685で先手有利。
この手順は、後手は△3六歩と1歩損して△6四金と受ける形ですが、▲6五歩から銀と桂馬の交換で6六に先手の歩を置くことで、次に▲6五歩とか▲6五銀を狙う筋です。
普通は銀と桂馬の交換は、交換後は桂馬の持ち駒の方が損をしているのですが、この場合の銀と桂馬はお互いに守りの駒なのでいい勝負のようです。
一般的には守りの銀と攻めの桂馬では、交換後は桂馬の持ち駒の方が損をしていることが多いです。
玉のコビンを狙う▲1八角が参考になった1局でした。