攻め駒を責める▲4九飛


上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で先手が急戦調の展開で、▲4五桂に後手が△4二角と引いた局面。ソフトの評価値+721で先手有利。

対局中は、いい勝負だと思っていましたが、ここまで先手がいいとは思ってもいませんでした。

実戦では、先手の飛車がいまひとつ攻めに使えていないので本譜は▲2四歩としました。

▲2四歩△同角▲6五歩△5七歩で、ソフトの評価値+632で先手有利。

この手順は、飛車を活用するために▲2四歩と突いたのですが、眠っている4二の角を働かせる展開なので一長一短です。

ただし、そんなに悪い手順ではなかったようです。

▲2四歩はソフトの候補手の1つでしたが、別の手を推奨していました。

▲2四歩では▲4九飛がありました。ソフトの評価値+646で先手有利。

▲4九飛と4六の銀を狙う指し方です。

後手が4筋の歩を打てれば飛車の働きが止まりますが、4三に歩があるので打てません。

4六の銀に紐をつけるのは△5七銀打ちです。

△5七銀打▲6五歩で、ソフトの評価値+665で先手有利。

こういう局面が、先手有利というのを正確に対局中にできるかと言われれば結構難しいです。

一見後手に攻められている感じですが、少し攻めが細いのと、▲1一角成や将来▲6四歩や▲5三銀のような狙いもあるので、先手が指せるということです。

▲6五歩以下、△5五歩▲同歩△4四歩▲4七歩△5八銀成▲同金△5七歩▲6八金△5八金▲同銀△同歩成▲同金△5七銀打▲5九金△4五歩▲4六歩で、ソフトの評価値+834で先手優勢。

この手順は、後手が喰いついた指し方で先手が受けに回る展開ですが、後手の攻めがやや細く先手が指せそうです。

ただし、先手優勢とはいえ玉の守りが薄いので、辛抱強く指さないといけないです。

攻め駒を責める▲4九飛が参考になった1局でした。