上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で▲3四銀と歩を取った局面。ソフトの評価値-66で互角。
後手が1歩損しており、後手玉の近くに3四の銀がいるので少しいやな形ですが、いい勝負のようです。
ただし、対局中は少し後手の模様が悪いのかと思っていました。
本譜は▲3四銀以下、△8四角▲2八玉△4二桂▲2五銀△7三桂▲6八飛で、ソフトの評価値+527で先手有利。

この手順は、△8四角の王手から△7三桂と跳ねて△6五桂の筋を見せて味がいいと思っていたのですが、▲6八飛と回られると後手からの狙いがなくて後手がまずかったです。
先手からは▲9六桂や▲4五桂のような手があり、攻める形になると2五の銀が働きそうな展開です。
後手は素直な手順では、良くなかったようです。
△8四角では△4四銀がありました。
△4四銀▲4八金寄△4二桂▲2五銀△3三銀上▲1五歩△2四歩▲1六銀△2二金上で、ソフトの評価値+132で互角。

△4四銀と中央に駒を進めるのが良かったようです。
先手は▲4八金寄と玉を固めますが、△4二桂~△3三銀上と上部を手厚くします。
先手は銀を守るために▲1五歩としますが、△2四歩~△2二金上でさらに玉のまわりを手厚くします。
指摘されればなるほどという指し方ですが、これを短い時間でできるかと言われれば結構難しいです。
先手の2五の銀を働かせない展開にするのですが、最初の局面を見たときに後手は飛車とか角とか桂馬を使うのでなく、守りの金と銀に目が行くような感覚が必要みたいです。
単騎の銀がいるときは玉を手厚くするのが参考になった1局でした。