飛車を軽くして攻めを受ける

上図は、先後逆で横歩取りからの進展で先手が▲2八歩と打った局面。ソフトの評価値-815で後手優勢。

対局中は、後手が1歩得で1筋と2筋を抑え込んでいるので少し指しやすいと思っていましたが、ここからどのように手を広げていくかが分かりませんでした。

本譜は以下、△5四飛▲8六歩△1七歩成▲同桂△同香成▲同香△6四桂で、ソフトの評価値-431で後手有利。

△5四飛は、どこかで先手が▲7四歩と突いたときに△7四同歩とするために回ったのですが、この手は攻める手としては先手の5七の地点が固いので1手の価値が低いような感じです。

飛車の使い方が少し重たいように思います。

△5四飛では△2四飛がありました。

△2四飛▲7四歩△1七歩成▲同桂△同香成▲同香△1六歩で、ソフトの評価値-814で後手優勢。

後手は△2四飛と回って飛車を軽くします。

先手は▲7四歩と突いて、後手からすると少しいやなところから攻めてきますが、1筋を清算して△1六歩です。

この瞬間が後手としても怖いところですが、ここをしのげば有利を拡大できそうです。

△1六歩以下、▲4六角△1四飛▲1五歩△同飛▲7三歩成△同銀▲7四香△6四桂で、ソフトの評価値-802で後手優勢。

この手順は、先手が▲4六角から後手の飛車の位置を悪くしてから7筋に攻め込んでいく筋ですが、最後の△6四桂で角筋を止めれるのが大きいようです。

△6四桂以下、▲7五飛△7四銀▲同飛△7三歩▲7五飛△7四香▲8五飛△8四歩▲同飛△8三歩で、ソフトの評価値-976で後手優勢。

この手順も決して簡単ではないですが、先手は5段目に飛車がいて持ち駒に銀が入れば、▲2四銀△1四飛▲3三銀成△同金▲2五飛を狙っており、後手はこれをさせないように受けるかとという展開です。

最初の局面で、△2四飛と回ったから簡単に優勢が拡大できるかと言われればそうではなく、先手の攻めを受けながら指すということみたいです。

飛車を軽くして攻めを受けるのが参考になった1局でした。

持ち駒に金がない実戦詰将棋

上図は、居飛車対振り飛車の進展で後手が△7四金と打った局面。ソフトの評価値+99974で先手勝勢。

ぱっと見で先手に金がないので、詰まないかと思っていましたがこの局面は後手玉に即詰みがありました。https://shogiamateur.com/wp-admin/post.php?post=13415&action=edit

ぱっと見で▲7一角△同玉▲7二銀の筋がありますが、これは持ち駒が足りません。

本譜は、△7四金に後手玉の即詰みが見えず▲7五銀打で、ソフトの評価値+449で先手有利となりました。

詰ませるときに詰まさないと先が見えない展開になります

▲7五銀打では▲8三飛成がありました。

▲8三飛成△同玉▲9五桂△8二玉▲8三銀で、ソフトの評価値+99978で先手勝勢。

先手が詰ましにいくなら▲8三飛成しかないですが、△同玉に▲9五桂と打ちます。

この局面は、先手の持ち駒に金がないので詰ましにくいのですが、▲9五桂に難しいのは△8四玉か△8二玉のどちらかです。

△8四玉には、▲5七角△7五金打▲同角△同金▲同銀△7三玉▲8三金△6三玉▲7四角△5三玉▲6四銀打△4二玉▲4一金まで。

この手順は、一本道とはいえ盤上の駒の2四の角を▲5七角とするのは、うっかりしやすくて、詰まし方も並べ詰みではありますが難易度は高いです。

▲9五桂に△8二玉▲8三銀△7一玉▲7二歩成△同金▲同銀成△同玉▲8三角△6二玉▲6一金。

先手は▲8三銀~▲8三角としますが、△6二玉に▲6一金が打ちづらいです。

この手が見えると後手玉に詰み筋が見えてきますが、これ以外は詰みません。

▲6一金以下、△5二玉▲7四角成△6一玉▲6三香△5一玉▲6二香成△同玉▲6三銀成△5一玉▲5二金△同銀▲同成銀まで。

手順の▲6二香成に△4二玉は▲4一金まで。

両方の詰まし方は決して簡単ではありませんが、詰みがある局面では詰ませるようになりたいです。

持ち駒に金がない実戦詰将棋が参考になった1局でした。

▲6八銀打という意外な受け方

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で相穴熊からの進展で後手が△4五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-47で互角。

振り飛車が△4五桂と跳ねる形は、2一の桂馬が捌けているので一般的には後手満足です。

4五の桂馬がさらに△5七桂成と出来る展開になれば理想的です。

本譜は▲3三角△3九角で、ソフトの評価値-318で後手有利。

対局中は、▲3三角が攻防に効いた手かでまずまずかと思っていたのですが、あまり良くなかったようで△3九角が厳しかったです。

△3九角に▲2六飛なら△5七桂成で、ソフトの評価値-368で後手有利。

この手順は、後手が金と桂馬の交換で駒得になれば、後手が指せそうです。

△3九角に▲3八飛なら△6六角成▲7七銀△5六馬で、ソフトの評価値-361で後手有利。

この手順は、△6六角成に▲7七銀と固めますが、△5六馬で後手が手厚い感じです。

▲3三角では▲6八銀打がありました。ソフトの評価値-4で互角。

このような局面で▲6八銀打とする受け方は初めて見ました。

5七の地点を補強したという意味ですが、なかなか指せない手です。

▲6八銀打に△3九角なら、▲2六飛△6六角成▲同飛△同銀▲3三角△6二飛▲4四角打△6七歩▲6二角成△同金▲6六角成△6八歩成▲同金寄で、ソフトの評価値+365で先手有利。

この手順は、飛車と角の交換から▲3三角とする手でいい勝負ですが、後手の4一の金がいまひとつ遊んでいるで先手も指せそうです。

手順の▲3三角に△2六飛なら、▲1一角成△2九飛成▲6六馬△6九龍▲5九金△同龍▲同銀で、ソフトの評価値+67で互角。

この手順は、後手の龍を取った展開ですが、守りの金を2枚渡しているので、実戦的にはまだ大変です。

最初の局面は未完成な穴熊なので、駒を埋めないといけないという感覚みたいです。

▲6八銀打という意外な受け方が参考になった1局でした。

難しい実戦詰将棋

上図は、相居飛車からの終盤戦で後手が7八の銀が△8九銀成と王手したてに8八の玉が▲7八玉と逃げた局面の変化手順。ソフトの評価値-99975で後手勝勢。

実戦では、△8九銀成に▲7七玉△8八角からはっきり後手優勢になったのですが、▲7八玉だったらどうだったかいう変化手順です。https://shogiamateur.com/wp-admin/post.php?post=13273&action=edit

▲7八玉の局面は、ぱっと見で後手がどうやって攻めるのだろうという感じですが、実は先手玉は即詰みなのが驚きました。

▲7八玉以下△6九飛成▲同玉△5八銀。

▲7八玉に後手の駒がたくさんあれば、△7七銀▲同玉△8五桂▲同龍△8八角▲8六玉△7七銀のような筋があるのですが、この場合は駒不足です。

ただし、△6九飛成~△5八銀が強烈です。

△5八銀に▲7八玉なら、△8六桂▲同龍△6七角▲7七玉△7八金まで。

手順の△8六桂に▲同歩なら、△6九角▲8九玉△8八歩以下詰み。

手順の△8六桂に▲7七玉なら、△6八角▲同玉△6七金まで。

よって、△5八銀▲同玉△4七と▲6七玉△5七と。

ここでうっかりしやすいのが、△4七と▲6七玉△7五桂▲同歩△4九角の筋ですが、▲7七玉に△7六金▲同角成と2一の角が効いていますので不詰みになります。

よって、▲6七玉に△5七とと進みます。

△5七とに逃げては簡単に詰むので、▲5七同玉ですが△5六金です。

△5六金に▲6八玉なら△5七角▲7八玉△7九角成▲7七玉△8五桂▲8六玉△6八馬▲8五玉△9四金まで。

この手順は、上部に逃げる形ですが、△8五桂~△6八馬~△9四金でぴったりです。

△5六金に▲5八玉なら△4六桂以下詰み。

△5六金に▲4八玉なら、△3六桂以下詰み。

この手順は、3四に金を活用してぴったり詰みです。

戻って、△4七とに▲同玉なら、△6九角▲5八桂△3五桂以下詰み。

この手順は、△3五桂と打ったときに持ち駒に金2枚と歩があるので、ぴったり詰みです。

ちょっと難しい実戦詰将棋が参考になった1局でした。

後手の飛車を角で責める

上図は、角換わり腰掛銀からの進展で後手が△2五同歩と歩を取った局面。ソフトの評価値+590で先手有利。

対局中は、角と金の交換でいい勝負ですが、後手の攻めが細いので先手がややいいかと思っていました。

ただし、ここからどのように形勢を良くするかが分かりませんでした。

本譜は▲1五歩△5七金と進んだのですが、△5七金では△7七金▲同玉△6七金で、ソフトの評価値+328で先手有利。

△7七金から△6七金とすると、▲同銀なら△同歩成▲同玉△6二飛があるので、先手は△6七金に▲7六玉とするか▲8八玉になりますが、先手玉の薄さが気になります。

この展開だと▲1五歩は1手パスの甘い手に見えます。

▲1五歩では▲7一角がありました。

▲7一角△8四飛▲4四歩△同銀▲2四歩で、ソフトの評価値+549で先手有利。

▲7一角と後手の飛車を責めるのがいいようで、▲7一角とすると△6二飛と回る筋がなくなります。。

△8四飛に▲4四歩として△同金なら▲5三角成がありますので、△同銀ですがそこで垂れ歩の▲2四歩とします。

▲2四歩に△7七金なら、▲同玉△6七金▲7六玉△5七金▲2五飛で、ソフトの評価値+2824で先手勝勢。

この手順は、ややうまくいきすぎですが次に▲2三金からの詰めろなので先手勝勢です。

▲2四歩に△3三桂なら、▲4一銀△4二金寄▲5二銀不成△7七金▲同玉△3二金打▲1五歩で、ソフトの評価値+1237で先手優勢。

この手順は△3三桂と頑張った手ですが、▲4一銀~▲5二銀不成が味のいい手で、△3二金打と粘りますが、▲1五歩と端に手をつけて先手指せそうです。

▲7一角に△8四飛とさせると、攻めにも受けにも効いていない形になるのが大きいようです。

後手の飛車を角で責めるのが参考になった1局でした。

玉のコビンを狙う▲4六角

上図は、居飛車対角交換振り飛車からの進展で、後手から2筋の歩の交換で飛車交換から△2四同銀と飛車を取った局面。ソフトの評価値+467で先手有利。

飛車と角の大駒をお互いに持ち駒にしているので、お互いに打ち込みに気を付ける展開です。

先手の4八の銀と5八の金が玉側によっており、2筋と3筋に大駒を打たれる手があるので、先手はゆっくりとした展開にはできません。

ただし、この局面が先手有利だったのは驚きました。

通常この戦型では、4八の銀より4七の銀の位置の方が多く、5八の金より4九に金がいる方が多い感じです。

この駒の配置がどのように影響するかが気になります。

本譜は、▲7四歩△同歩▲2二歩で、ソフトの評価値-85で互角。

この手順は、後手玉のコビンをあけて▲2二歩としたのですが、評価値が大きく下がっているので、あまりいい手ではなさそうです。

▲7四歩では▲4六角がありました。ソフトの評価値+461で先手有利。

後手玉のコビンを狙う▲4六角と自陣角を打つ手は初めて見ました。

▲7四歩と突き捨てて▲4六角と打つのでなく、単に▲4六角と打つのが興味深いです。

次は▲7四歩の狙いですが、後手は2四の銀が浮いているので△3三銀と引きたくなります。

▲4六角△3三銀▲7四歩△5五歩▲7三歩成△同銀▲5五角△2四飛▲1七桂で、ソフトの評価値+492で先手有利。

後手は角筋を止めるため、△5五歩とあやを求めてきましたが、▲7三歩成から▲5五角とします。

後手は△2四飛と遠くから飛車を打って、飛車の成りこみを狙いますが▲1七桂と逃げるのが味がいい手です。

▲1七桂以下△6四銀▲2五歩△2二飛▲9五歩△5五銀▲同歩△9五歩▲9四歩△2六歩▲9三歩成△同香▲9四歩△同香▲8五銀で、ソフトの評価値+912で先手優勢。

△6四銀に角を逃げる手もあると思いますが、▲9五歩も気が付かない手です。

後手玉は端が弱く、先手の持ち駒に飛車があるので強い戦いができません。

以下角と銀の交換から端に手をつけて▲8五銀がよくある手筋とはいえ、この進展も知っていないと指せない感じです。

玉のコビンを狙う▲4六角が参考になった1局でした。

陣形を整備して受けに回る

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手が△6四金と角を取った局面。ソフトの評価値+493で先手有利。

6四の地点で角交換になった局面で先手が香得ですが、次の1手がよく分かりませんでした。

本譜は▲2三角だったのですが、この手は良くなく後手から△6六歩▲同歩△5七角とされると悪かったようです。

先手は、玉の周辺の5筋と6筋が弱いのが気になります。

▲2三角では▲6八金がありました。ソフトの評価値+432で先手有利。

▲6八金は5七の地点を補強する自然な手ですが、全く見えていませんでした。

こういう自然な受けの手を指せるかというのは結構大事みたいです。

▲6八金以下、△9三角▲4七飛△3五銀▲同銀△同歩▲5八銀で、ソフトの評価値+623で先手有利。

この手順は、後手が△9三角~△3五銀と活用する手に対して、▲5八銀と手堅く受けると怖い形ではありますが、意外と後手の手が続かないようです。

▲6八金に△2六歩なら▲3一角で、ソフトの評価値+446で先手有利。

△2六歩は次に△2七歩成の狙いですが、ここで▲3一角と打つのが興味深いです。

この角は、ぱっと見少し打ちづらい角にも見えますが、後手の飛車が4筋からずれると▲4五銀があります。

4五の桂馬が取れると、後手からの5七の打ち込みがなくなるので大きいです。

▲3一角に△4一飛なら▲1三角成△6六歩▲同歩△2七歩成▲2三馬で、ソフトの評価値+429で先手有利。

この手順は、後手にと金を作らせますが、先手玉は7八と少し遠いのでその間に馬を活用する手です。

この展開はまだ大変ですが、先手は馬との組み合わせでどこかで▲8四歩~▲8五歩とか▲8三歩などを含みに戦う感じです。

なお、△2六歩には▲2八歩と受ければと金を作られる展開にはなりませんが、歩切れになるのが気になります。

このあたりの感覚は結構難しい感じです。

陣形を整備して受けに回る▲6八金が参考になった1局でした。

うっかりしやすい詰まし方

上図は、居飛車対振り飛車の進展で後手が△8五桂と打った局面。ソフトの評価値+99993で先手勝勢。

ソフトの評価値が999・・と出れば、だいたい即詰みが多いのですが、この局面も後手玉に即詰みがありました。

実戦では、▲7二歩成から考えたのですが考えがまとまりませんでした。

本譜は以下、▲8四飛△8三歩▲8五飛△7四金で、ソフトの評価値+99973で先手勝勢。

▲8四飛では▲7二歩成で△同金なら▲同飛成△同玉▲6三銀以下詰み。

▲7二歩成に△8三玉なら、▲7三と△同桂▲同銀成△同金▲7五桂以下詰み。

手順の△8三玉がすこしいやな逃げ方ですが、▲7三とから▲7五桂でぴったりです。

▲7三とでは▲7三同飛成△同玉▲6五桂以下の詰まし方が自然ですが、これもありました。

色々な手があるとかえって手が読めないようです。

なお、△7四金の局面も実は後手玉に即詰みがあったのですが、これはまた別の機会にします。

一番分かりやすい詰まし方は、最初の局面で▲7一角です。

▲7一角に△同玉なら、▲7二銀△8二玉▲8三香まで。

よって▲7一角に△8三玉ですが、▲8四飛△同玉▲7五銀打△8三玉▲8四香まで。

手順の▲8四飛が見えるかどうかがポイントですが、それが見えたら▲7五銀打~▲8四香でぴったりです。

▲7一角からの7手詰めですが、これが時間のない終盤で見えるかとなると意外と難しいです。

ただし、詰ませるときに詰まさないと混戦になりますので、こういうところは結構大事かと思います。

うっかりしやすい詰まし方が参考になった1局でした。

力強く守りの金を攻めに使う

上図は、先後逆で相居飛車からの進展で先手が▲7六金と上がった局面。ソフトの評価値-353で後手有利。

対局中は、一応後手が攻める形になったのでまずまずとは思っていましたが、6五に歩とすでに打っており歩切れなので、攻め方が少し難しいかと思っていました。

本譜は、ここからの指し手があまり良くなかったようです。

本譜は以下、△1三角▲6八銀△3三桂▲2六飛で、ソフトの評価値-185で互角。

ここから後手が6筋~8筋で手を作るのは大変かと思い、△1三角~△3三桂と手を拡大しましたが、先手の重たい角が▲6八銀と引いたことで軽くなってこの数手は先手が得をした感じです。

このような展開になると、後手の攻め駒の働きがばらばらな感じです。

△1三角では△9五歩がありました。

△9五歩▲3六歩△6三金▲3五歩△6四金で、ソフトの評価値-358で後手有利。

△9五歩は後手の飛車の利きを広くした自然な手だと思いますが、▲3六歩に△6三金が力強い1手です。

先手は▲3五歩と後手の美濃囲いのいやなところに手をつけますが、△6四金がさらに力が入った手です。

本来、5二の金は守りの金なのでできるだけ前に進めたくないのですが、この先入観が固まっていると、△6三金は指せないようです。

当然、後手の玉の守りは弱くなりますが、攻めは厚みが出てきます。

以下▲7六歩△同飛▲7五歩△同金▲同金△同飛▲7六歩△7四飛▲3四歩△5八金▲6八金打△同金▲同玉△2四金▲2八飛△3四金で、ソフトの評価値-348で後手有利。

この手順は、7筋で金を交換しますが▲3四歩に△5八金から再度、金を交換して▲6八玉と少し形を崩してから△2四金~△3四金と自陣に手を入れるのが、気が付きにくい感覚です。

後手はこの後、△3六歩と垂らすとか△5五銀とぶつけるなど、6筋~8筋だけでなく、盤面全体で指す感じです。

力強く守りの金を攻めに使うのが参考になった1局でした。

壁銀を解消する

上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が△8六飛と歩を取った局面。ソフトの評価値+416で先手有利。

先手を持ってやや受け身の展開は1筋の位を取ったためですが、やや見慣れていない局面だと、次の1手の直感がいまひとつの場合があります。

本局もそのような感じで、本譜は以下▲8七歩△8四飛▲3六桂△6六歩で、ソフトの評価値+15で互角。

▲8七歩を打つと8八の銀の活用が難しくなるので、打たなかった方がよかたです。

以下▲3六桂と打ちましたが、△6六歩とされると8八の銀が全く使えていません。

▲8七歩では▲8七銀がありました。

▲8七銀△8四飛▲6六桂で、ソフトの評価値+453で先手有利。

壁銀を解消する▲8七銀が自然な1手でした。

▲8七銀は少し見えていたのですが、△8四飛と引かれると次に△8六歩と打たれるので、先に▲8六歩と打っても△6七歩とか△3六歩がうるさいと思ってやめました。

ただし、△8四飛には▲6六桂がありました。

▲6六桂は、次に▲5四桂△同歩▲6三歩成△同金▲7五角の狙いがあります。

▲6六桂以下△4三銀▲7六銀で、ソフトの評価値+544で先手有利。

△4三銀と逃げるのは自然ですが、次の▲7六銀が見えにくいです。

後手の飛車が8筋に直通しますが、2九の飛車がいるので受かっています。

この展開なら、8八の銀が▲7六銀と活用できるいるので大満足です。

先手は上部が厚くて3歩得であれば、やや受け身ながらも先手が指せそうです。

壁銀を解消する▲8七銀が参考になった1局でした。