上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手が2筋から仕掛けて△2四同角とした局面。ソフトの評価値+189で互角。
後手は△3二金型の向かい飛車なので△2四歩から仕掛ける展開で先手はまだ6九の金が浮いているので強い戦いは避けたいところです。
後手は△2四同角としましたが△2四同飛もあった局面です。
実戦は、△2四同角以下▲4六歩△4二角▲2五歩△3三桂▲3七桂△2一飛▲1六歩△5四歩▲7八銀で、ソフトの評価値+36で互角。

この手順の△2四同角の局面は、先手の陣形によってはいつでも△5七角成とする筋もあるので▲4六歩としました。
△4二角に飛車交換は危険と思い▲2五歩と避けてからやや持久戦模様の駒組みになります。
▲7八銀として先手の囲いも完成したのでこれからの将棋ですが、先手から動くのはまだ早いので玉の整備を進めながら相手の手に沿って指す感じです。
別の指し方では▲4六歩では▲7八銀がありました。
▲7八銀△3三角▲2五歩△5四銀▲6六銀△4五銀▲5五銀△2七歩で、ソフトの評価値-52で互角。

この手順の▲7八銀は玉の囲いを完成させる手で、▲7八銀に△5七角成は▲2二飛成△同金▲5七金△2七飛▲3七桂△同飛成▲2三歩△同金▲4一飛で、ソフトの評価値+224で互角。
この手順は、△5七角成は一見無理っぽいようでも実戦的には△2七飛と先着されると意外と先手も大変で▲3七桂から▲2三歩と小技を使ってどうかという感じです。
▲7八銀に△3三角の場合は、▲2五歩と飛車交換を避けますが△5四銀と繰り出してくるのが意外とめんどうな手です。
一見強引な感じもしますが、▲6六銀に△4五銀と出て2筋と3筋から手を作ってきます。
▲5五銀と出たときに△4三金でなくこのタイミングで△2七歩を入れて先手の飛車を責めます。
△2七歩以下▲同飛△3六銀▲2八飛△4三金▲3二歩△2七歩▲3八飛△3五歩▲3一歩成△2五飛で、ソフトの評価値-125で互角。
この手順は、▲3二歩と小技を使って駒を捌こうとしますが、後手も△2七歩と抑えてから△2五飛とするといい勝負のようです。
思った以上に△3二金型の向かい飛車は手ごわい戦形だという感じです。
後手の急戦向かい飛車への受け方が参考になった1局でした。