上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手が△5八銀と打った局面。ソフトの評価値+724で先手有利。
駒割りは、先手の香得で馬ができていますが、先手玉はやや薄く後手が△5八銀としており神経を使う局面です。
本譜は△5八銀以下▲6八金直△6七銀成▲同金△5八歩成で、ソフトの評価値+469で先手有利。

この手順はまだ先手有利で、▲6八金直と逃げた形ですが、後手に△5八歩成とされると後手の戦力が増してあまり良くなかったようです。
▲6八金直では▲6八金引がありました。
▲6八金引△6九銀成▲同金△5八歩成▲同金△5七銀成で、ソフトの評価値+1186で先手優勢。

この手順は、金と銀の交換から△5七銀成としてうるさい形に見えます。
△5七銀成に▲同金なら△5七同角成で、ソフトの評価値-218で互角ですが、この場合は△5七銀成には▲2四飛で、ソフトの評価値+1208で先手優勢。
このタイミングでの▲2四飛をうっかりしやすいです。
▲2四飛に△同歩なら、▲5七金△4八飛▲6八銀△4五飛成▲1八角△3六桂▲4六香△2五龍▲4三香成で、ソフトの評価値+2273で先手勝勢。
この手順は、後手が△4八飛から桂馬を取って部分的に飛桂と角銀の交換ですが、▲1八角が遠見の角で△3六桂に▲4六香~▲4三香成で、先手がいいです。
なおソフトでは先手勝勢ですが、感覚的には少し先手がいいくらいで、勝つまでにはまだ大変という感じです。
▲2四飛に△5八成銀なら、▲2三飛成△5六飛▲2一龍△5七飛成▲8八玉△6八龍▲9七玉△8五金▲8八桂で、ソフトの評価値+2240で先手勝勢。
この手順は、9筋の位をとっているので玉が広く△8五金と詰めろをかけても、▲8八桂で先手玉に迫るのが難しいので先手指せそうです。
これもソフトは先手勝勢になっていますが、先手玉は薄いので勝つまではまだ大変です。
薄い玉の指し方が参考になった1局でした。