攻めの手には攻めの手で対抗する

上図は、矢倉の進展で後手が△6四同銀と歩を取った局面。ソフトの評価値+87で互角。

お互いに玉の囲いが途中の状態で戦いが始まった感じですが、次の1手はあまり良くなかったようです。

本譜は▲7六歩で、ソフトの評価値-55で互角。

この手は、将来後手から△7六歩と叩かれるのを避けた手ですが、評価値を見るとあまり1手の価値がなかったようです。

△7六歩▲同銀△7五歩となれば銀が死にますが、△7六歩には▲同金で△7五歩には▲6六金がありましたので、▲7六歩と受ける必要はなかったようです。

△7六歩に▲同金と取る形は、4段目に金が出て形がくずれますが仕方がないようです。

後手が動いてきたら、先手も動く手を指した方が良かったみたいです。

▲7六歩では▲3六銀がありました。ソフトの評価値+86で互角。

この手は後手が△6四銀と銀を4段目に使ってきたので、先手も▲3六銀と銀を4段目に使う手です。

後手が攻めの手できたら、先手も攻めの手で対抗するという感じです。

▲3六銀とした瞬間は駒が上ずっている感じもしますが、その後▲4六角だいるとだいぶ形が落ち着きます。

▲4六角とすれば、▲3七桂や▲3四歩△同銀▲3五歩のような手も出てきます。

このような進行になると、お互いに玉を整備する展開にはなりにくいですが、やむを得ないようです。

攻めの手には攻めの手で対抗するのが参考になった1局でした。