上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で▲7九歩と打った局面。ソフトの評価値-1110で後手優勢。
対局中は、後手が指せているとは思っていましたが先手玉の寄り筋がまだ見えていませんでした。
直感で△5八龍だったのですが、▲5九金と打たれた後の手が分からなかったので本譜は別の手を指しました。
本譜は△6七龍▲5三角成で、ソフトの評価値-1270で後手優勢。
今振り返ると、△6七龍はそんなに悪い手ではなかったですが、▲5三角成が意外といやな形になった感じです。
本来であれば、1手パスに近い手に見える△6七龍は指したくなかったのですが△5八龍に▲5九金だったらどうだったかが気になっていました。ソフトの評価値-1101で後手優勢。

終盤で龍が相手玉に迫ったときに▲5九金と打って、金気の駒で大駒に当たってくると、龍を切るか飛車と交換するか龍を逃げるかまた別の手を指すかの選択に迫られます。
これを短い時間で決断するのが結構難しいです。
▲5九金には△6七龍も立派な手で、ソフトの評価値-1090で後手優勢で、これが推奨手で一見ぬるいようでも次に△4七金とする狙いです。
また▲5九金には△4九龍▲同金△4五飛で、ソフトの評価値-1028で後手優勢。

この手順は、飛車交換して△4五飛と角と金の両取りに打った局面は後手がうまくやっている感じですが、先手も▲8二飛に△4二歩に▲5二歩と打つと△4九飛成とするか△4四飛とするかは指運のような感じです。
大駒の特に飛車を交換すると、急に局面の手が広くなって複雑になることがあります。
このような進行でいいと腹をくくって指すなら、これでもいいと思います。
逆に局面の手を狭くするには、▲5九金に飛車交換せずに龍を逃げる△6七龍が納得いきます。
終盤で龍をはじかれたときの手の流れが分かった1局でした。