穴熊を含みに駒組みを進める

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手が△7一玉とした局面。ソフトの評価値+89で互角。

対局中は、後手が△7四歩と早い段階から玉側に手をつけてきたので、先手も玉側に意識があったのか本譜の進行は良くなかったかもしれません。

本譜は、▲6六歩△3五歩▲6七金で、ソフトの評価値+38で互角。

先手は▲6六歩から▲6七金で別に形勢が不利になったというのはないのですが、この手はいま指さなくても差し支えない手だったので、別に後回しにしても良かったです。

後手が玉側に手をつけてきたり△4五歩のような手なら、先手は▲6六歩で上部を厚くすることも考えますが、そうでなければ穴熊を含みを指した方がよかったです。

▲6六歩では▲9八香がありました。

▲9八香△3五歩▲9九玉△5一角▲2六飛△1五角▲1六飛△1四歩▲7七角で、ソフトの評価値+30で互角。

この手順は、▲9八香と穴熊を目指します。

後手は三間飛車が軽いのを利用して△3五から3筋で動きます。

▲2六飛△1五角に▲1六飛はやや欲張った手ですが、△1四歩に▲7七角が狙いの1手です。

元々▲8六角と上がった角を▲7七角とするので1手損ですが、後手が早めに△7四歩と突いた手を狙う手です。

▲7七角に△2四歩なら▲5五角△7三銀▲同角成△同桂▲7五歩△8五桂▲7四歩▲7二金▲7三銀△6二金左▲5五歩で、ソフトの評価値+356で先手有利。

この手順は、1六の飛車の形が悪いのを狙って△2四歩と突きます。

△2四歩に▲同歩なら△2二飛がありますので、ここで▲5五角と出ます。

△7三銀は普通の受けですが、そこで角を切って▲7五歩が狙いです。

▲7五歩に△同歩なら▲2四歩で次に▲7四歩を狙います。

▲7五歩に歩を取らず△8五桂からの進展は先手も細い攻めですが、どこかで▲8八銀と蓋をしてから攻める形でいい勝負のようです。

穴熊を含みの駒組みを進めるのが参考になった1局でした。