安全に受けずに踏み込む

上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲7七同桂と桂馬を取った局面。ソフトの評価値-604で後手有利。

駒割りは角と桂馬の交換なので後手がいいと思っていましたが、ここで2筋をどのように受けるかが迷いました。

本譜は△2三歩▲4六桂で、ソフトの評価値-427で後手有利。

△2三歩は安全な受け方ですが、▲4六桂があると少し後手もいいとはいえ忙しい感じです。

△2三歩だと歩切れで持久戦になった場合少し不安があります。

△2三歩では△2八歩がありました。

△2八歩は対局中は少し浮かんだのですが、▲2八同飛でも▲6九飛でもはっきりしないと思ってやめました。

ただし、△2八歩でも手が続いていたようです。

△2八歩に▲同飛なら、△3九銀▲2九飛△8九角で、ソフトの評価値-834で後手優勢。

この手順は、▲2八同飛に△3九銀は普通ですが、▲2九飛に△8九角が少し見えづらい手です。

△8九角に▲8八金は、△4八銀成▲同玉△6七角成▲5八銀打△2八歩▲同飛△6六角で、ソフトの評価値-2016で後手勝勢。

この手順は、△4八銀成から△6七角成が味が良くて△6六角で後手勝勢です。

△8九角に▲2三銀なら、△7八角成▲2二銀成△8七飛成▲3二成銀△7七馬で、ソフトの評価値-6188で後手勝勢。

この手順は、2筋を見捨てて△8七飛成がうっかりしやすい手で、▲3二成銀と駒は取られますが詰めろでないので、△7七馬で後手が1手勝ちです。

△2八歩に▲6九飛なら、△7五歩▲同歩△7六銀で、ソフトの評価値-670で後手有利。

▲6九飛は先手からの飛車の攻めがなくなるのが大きく、7筋の歩を突き捨てて△7六銀が味がいいです。

△7六銀に▲8八銀なら、△7七角成▲同銀△8七銀成▲8二歩△7八成銀▲8一歩成△6九成銀▲7四角△6三桂▲6九玉△8九飛で、ソフトの評価値-2207で後手勝勢。

この手順は、後手が△7七角成から△8七銀成と踏み込んだ手ですが、△8九飛が厳しく後手が指せています。

安全に受けずに踏み込むのが参考になった1局でした。