歩で王手をして手をつなげる

上図は、先後逆で△5七銀に▲4七玉とした局面。ソフトの評価値-1089で後手優勢。

対局時は、ここで後手の手番なので何か手があるかと思っていたのですが、はっきり分からず△5五角で詰めろと3三の龍取りに打ちました。

本譜は△5五角▲8三金で、ソフトの評価値+99962で先手勝勢。

この手順の▲8三金が全く見えておらず、△8三同玉なら▲6三龍で、△8三同銀なら▲同馬△同玉▲6三龍から長手数ですが詰み筋になりました。

▲8三金が実戦で見えていないのは仕方ないとしても、△5五角はややぬるかったようです。

△5五角では△4六歩がありました。ソフトの評価値-1331で後手優勢。

今見れば△4六歩は自然な1手ですが、対局中はなぜか全く見えていませんでした。

△4六歩に▲5六玉なら、△5五銀▲6五玉△7三桂▲7六玉△3七桂成で、ソフトの評価値-1810で後手優勢。

この手順は、王手をかけながら△7三桂として先手からの▲8三金以下の手を防いでいるので後手優勢です。

△4六歩に▲同金なら、△5八角▲3八玉△6一銀で、ソフトの評価値-2322で後手勝勢。

この手順は、△6一銀とした手が後手玉は詰まず、先手玉は△3七銀以下の詰めろなので後手勝勢です。

△4六歩に▲3八玉なら、△3七桂成▲同玉△4八角▲2八玉△3七銀▲1八玉△2六桂▲同飛△1七金▲同玉△2六銀成▲1八玉△1七飛▲2九玉△3七桂▲3八玉△3九角成▲同玉△1九飛成▲3八玉△2九龍まで。

この手順は、王手を続けるならこれしかないような手ですが、複雑な終盤ではかなり難しいです。

歩で王手をして手をつなげるのが参考になった1局でした。