上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で、7六の飛車を△7四飛とした局面。ソフトの評価値-53で互角。
この局面は、数手前に後手が△2六歩と垂らしたときに先手が受けずに▲3七桂と跳ねたため激しい変化になりました。
後手はと金を作っていますが、先手は4五に桂馬が跳ねていつでも▲5三桂成の手がありますので、後手は神経を使います。
対局中は、△7四飛に▲同飛とされるとどうかが気になっていました。
▲同飛△同歩▲8二歩△同銀▲5五角△8五飛で、ソフトの評価値-168で互角。

▲8二歩から▲5五角は、相横歩取りで部分的にみられる手順ですが▲5五角に△8五飛が受けの手筋です。
△8五飛に▲1一角成なら、△4五飛でソフトの評価値-185で互角。
この手順の△4五飛がなかなか指せない手で、普通に△8九飛成だと▲7九歩でソフトの評価値+178で互角。
4五の桂馬が残っていると後手玉が危ないので△4五飛がいいみたいで、△8九飛成は▲7九歩で、先手が意外としっかりして4五に桂馬がいるので後手が指しにくいみたいです。
△8五飛に▲8六飛なら、△同飛▲同銀△6四角▲1一角成△3八歩で、ソフトの評価値-456で後手有利。

この手順は、▲8六同飛に△6四角が盲点で▲1一角成と香車を取った手に、△3八歩が鋭いです。
△3八歩には▲4八銀と逃げるのが形ですが、△6四角と打った効果で△3七とが指せます。
△3八歩以下、▲4八銀△3七と▲5六香△4八と▲同金△2九飛で、ソフトの評価値-679で後手有利。
この手順は、△2九飛が▲5三桂成を受けずに攻め合いに出るのもなかなか指せないです。
後手玉は広いので簡単には捕まらないということだと思います。
横歩取り青野流の際どい受け方が参考になった1局でした。