上図は、後手横歩取り△4五角戦法からの終盤で後手が△2六銀と打った局面。ソフトの評価値+99980で先手勝勢。
後手の△2六銀は詰めろでないのですが、次に△4八成桂▲2九玉△3七銀成とされると受けがないので、実戦では▲4九香と打って受けに回ったのですが、ここでは後手玉に詰みがあったようです。
▲4九香では▲3三角がありました。ソフトの評価値+99976で先手勝勢。

▲3三角に△4二金寄なら、▲同角成△同銀▲4一飛成△同玉▲2一飛△3一歩▲3二銀△同玉▲2三金△2一玉▲1二金まで。
この手順は、▲4一飛成から▲2一飛が良く出る筋で▲3二銀と打ち捨てて▲2三金でぴったりです。
▲3三角に△4二銀なら、▲5二歩△同金右▲6一飛△同玉▲4一飛成△5一歩▲5二成香△7二玉▲6一角△8二玉▲8三金まで。
この手順は、▲5二歩としてから▲6一飛がうまい手で、以下▲4一飛成とすると詰め筋が見えます。
▲3三角に△同金なら▲4二銀△同銀▲5二歩△同金右▲6一飛で、ソフトの評価値+99988で先手勝勢。

後手は▲3三角に△同金とした形ですが、▲4二銀から▲5二歩がうまい手です。
▲5二歩に△同金右に▲6一飛が決め手です。
▲6一飛の瞬間は先手の持ち駒に角と香車と歩しかないので、詰んでいるかが気になります。
▲6一飛△同玉▲4一飛成△5一金▲8三角△7二飛▲5二成香まで。
この手順は、後手が6一の玉の形に▲8三角と逃げ道封鎖の角が打てるのが急所で、これを右側から追ったりすると詰まなくなります。
詰みを見るとなるほどと分かるのですが、これを短い時間の実戦でできるかが結構難しいです。
詰みと読み切って寄せにいくのなら何も問題ないです。
最初の局面で一番気になるのが、詰んでいるかどうか分からないけど寄せにいくというのは、結構危ないです。
詰ませればいいのですが、詰ましそこなうと自玉の受けも効かないということが多いです。
やはり詰みが見えない場合は、受けた方が無難な感じで多分そちらの方が勝率は上がるのかと思っています。
最終盤で詰ましにいくか受けるかが参考になった1局でした。