上図は、角換わりからの進展で後手が△2七銀と打った局面。ソフトの評価値+237で互角。
この局面の前までは先手が1歩得で、6四に歩の拠点があり▲6一銀や▲6三銀の筋がありここまで先手がうまく指せていると思っていました。
しかし、次の△2七銀が全く見えておらず、▲同飛なら△3八角で悪いと思ってあまり考えずに▲4八飛としました。
本譜は△2七銀以下▲4八飛△3八角▲5四銀△2九角成で、ソフトの評価値+179で互角。

このような戦型で、6五に銀が浮いている状態で△2七銀というのはたまに出る筋です。
実戦では▲4八飛と逃げて以下△2九角成は次に先手から▲6三歩成の筋はありますが、意外と大変なようです。
後手の飛車が2筋にいて将来△2二玉と入ると、後手玉の懐が深くて先手は攻めを継続するのがまだまだ大変です。
▲4八飛では▲2七同飛もありました。
▲2七同飛△3八角▲6一銀で、ソフトの評価値+245で互角。

▲2七同飛とすると△3八角の飛車と銀の両取りに打ちますが、▲6一銀と割打ちの銀を打ちます。
▲6一銀に△6二飛なら、▲5二銀成△同飛▲6三歩成△9二飛▲2八飛△6五角成▲5六金で、ソフトの評価値+364で先手有利。
この手順は、先手はと金を作って気持ちはいいのですが、△9二飛と逃げられると先手有利の評価値もまだまだ大変です。
▲6一銀に△2七角成なら、▲7二銀不成△2八飛▲6一飛△2二玉▲4一銀△2九飛成▲6八玉△4二金右▲3二銀成△同金▲3三角成△同桂▲2一飛成△3六馬で、ソフトの評価値-230で互角。
この手順は、お互いに一直線に進んだのですが、▲2一飛成で次に▲4五桂の筋でほぼ後手玉が受けなしかと思っても△3六馬と指されると、まだ後手玉は寄らず先手玉もかなり危ないです。
△2七銀と打たれるまではうまく指せていると思っていても、実際はいい勝負でかなり形勢判断が甘かったかという感じです。
思ったよりより大変だった局面だと分かった1局でした。