上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展で▲6九飛と2九の飛車が6筋に回った局面。ソフトの評価値-234で互角。
▲6九飛では形は▲6六銀が普通ですが、取れる歩を取らずに飛車を回っててきたのは、次に▲6六銀から銀を5筋や6筋に出る狙いです。
似たような将棋はたくさんあると思いますが、対局中はここで手が浮かびませんでした。
本譜は、△3一玉▲6六銀△2二玉で、ソフトの評価値-70で互角。
△3一玉から△2二玉はそんなに悪い手ではなかったですが、△3一玉では△3五歩がありました。ソフトの評価値-270で互角。

角換わり腰掛銀では、桂馬の頭を狙う筋がよく出るのですが、ここで△3五歩が少し指しにくいですがありました。
指しにくい理由は、後手が歩切れになると▲6六飛と出たときに受ける形が見えにくいからです。
△3五歩▲同歩△3六歩▲6六飛△5二玉▲7五歩△3七歩成▲同金△8四角で、ソフトの評価値-347で後手有利。

この手順は、▲6六飛に△5二玉が少し指しにくいですが、受けるならこの形になります。
こうなれば後手の桂得が確実になりますが、それでは先手が面白くないので▲7五歩と後手の桂馬の頭を狙いますが、△8四角が▲7四歩には△6六角を見た受けです。
なかなか実戦ではこのように指せませんが、こういう手があると知っておくだけでも、短い時間での将棋だと対応が違ってきます。
色々な手の組み合わせがあると分かった1局でした。

















