▲8六歩と突いて銀を活用する

上図は、角換わりからの進展で△9四角と打った局面。ソフトの評価値+513で先手有利。

対局中は、△7六角とすると角が先手の玉のラインに入いるのと、7七の桂馬の頭が狙われやすいので結構大変かと思っていましたが、この局面が先手有利なのは驚きました。

ここでは色々な手があったようです。

攻めるなら▲1四歩△同歩▲3五歩で、ソフトの評価値+476で先手有利。

▲3五歩に△同歩なら、▲1二歩△同香▲4五角△1三香▲1二角成△3一金▲4五桂で、ソフトの評価値+1629で先手優勢。

この手順は、1筋を突き捨てて▲1二歩から▲4五角が厳しく以下▲4五桂と進めば、後手の9四の角の働きが悪く先手優勢です。

よって▲3五歩に△7六角ですが、▲3四歩△同銀▲1二歩△同香▲1三歩で、ソフトの評価値+1004で先手優勢。

この手順の最後の▲1三歩に△同香なら▲1二角で、△同桂なら▲2一角で先手優勢です。

また最初の局面で受けの手なら、▲8六歩がありました。ソフトの評価値+507で先手有利。

▲8六歩はぱっと見で意味が分かりにくいのですが、△8六同飛なら▲8五歩と蓋をする意味です。

△8六同飛▲8五歩△7六飛▲8二角△9三香▲9一角成△7一飛▲8二馬で、ソフトの評価値+590で先手有利。

この手順は、▲8二角から▲9一角成と馬を作って後手の飛車を角をおさえこんで先手指せそうです。

▲8六歩に△7六角なら、▲8七銀△9四角▲7六歩で、ソフトの評価値+550で先手有利。

この手順は、△7六角とさせて▲8七銀から▲7六歩と受ける形ですが、元々先手1歩得だったのが歩の数が互角になった展開です。

後手の9四の角が使いづらく、▲8七銀と活用できて▲9六歩から角を攻める狙いがあり、また2筋をおさえている先手が指せそうです。

▲8六歩と突いて銀を活用するのが参考になった1局でした。