上図は、後手ゴキゲン中飛車に対して先手が▲3七銀の超速の展開で、△6三銀とした局面。ソフトの評価値+234で互角。
対局中は、先手が9筋の位を取って後手がまだ△7四歩と突いていない形なので、この瞬間に仕掛けるのがいいと思っていました。
本譜は▲4五銀△7四歩▲3四銀△4二角▲4六歩△6五歩▲7七銀△7三桂▲4七金で、ソフトの評価値+184で互角。

この手順は、▲4五銀に△7四歩とするのが形で▲3四銀に△4二角とします。
先手の1歩得でだいぶ先手がいいかというとそんなことは全くなく、後手は△6五歩から位を取って△7三桂と厚く構えるのが手厚いです。
先手も▲4七金と手厚く構えますが、後手はいつでも玉頭戦にする手がありそうです。
先手が戦いを起こすなら▲2四歩△同歩▲2三歩で、次に▲2二歩成△同金▲4三銀成の狙いでどうかという感じです。
この指し方もあったようですが、先手は角が使いづらいのが気になります。
この進展は、やや先手が面白くなかったかもしれません。
▲4五銀では▲4五桂がありました。ソフトの評価値+179で互角。
ちょっとうっかりしていたのが、▲4五桂に△2二角とされると先手がゆっくりした手だと△5四銀から△4五銀右で先手が桂損で失敗するので、先手に手がないとばかり思っていました。
▲4五桂△2二角▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛△3三桂▲5五銀左で、ソフトの評価値+985で先手優勢。

この手順は、▲4五桂に△2二角と引いて2筋を交換してから▲3四飛が狙いの一手です。
▲3四飛に△3三桂と受けたらそこで▲5五銀左が厳しいです。
この▲5五銀左がうっかりしやすい手で、△同銀なら▲同銀△4五桂▲3二飛成が狙いです。
3二の金をぼろっと取られる展開は、さすがに後手がまずいのでどこかで手を変えることになりますが、▲3四飛にはこのような狙いがあります。
この戦型にするならいつでも▲3四飛の筋は意識して指すべきでした。
ゴキゲン中飛車に▲4五桂が参考になった1局でした。