上図は、相居飛車からの終盤戦で▲6九桂と打った局面。ソフトの評価値-99986で後手勝勢。
▲6九桂は▲7七金の詰めろなので、後手は詰めろを受けるか先手玉を詰ますかという感じです。
本譜は△5八龍▲5七銀△6九龍で、ソフトの評価値-2312で後手勝勢。
この手順は、受けに回って△6九龍で詰めろを受けた手ですが、以下▲6八金で少しいやな形になりました。
△5八龍では△6六馬がありました。ソフトの評価値-99987で後手勝勢。

△6六馬と捨てるのがいい手です。
△6六馬に▲4五玉なら、△4七龍▲4六銀△3六銀▲3五玉△2五金まで。
よって△6六馬に▲同玉ですがそこで△6七角成で、ソフトの評価値-99989で後手勝勢。

△6七角成と玉を下段にさせる手が決め手です。
△6七角成に▲5五玉なら△4五金▲6五玉△5六銀まで。
よって△6七角成に▲同玉ですが、△4七龍▲5七歩△5六金▲7八玉△7九金▲6八玉△6七銀▲5九玉△5八龍まで。
短い時間の終盤戦で角を2枚捨てるのは勇気がいりますが、△4七龍の王手で一間龍の形にするのが急所です。
ただ終盤で難しいのは、詰むか詰まないか分からないけど詰ましにいくのは危ないので、詰みが見えなければ受けに回るのは仕方ないです。
詰ましにいくのは、しっかり読んで詰みを確認してから詰ましにいくのが本来の姿のようです。
一間龍の形から詰ますのが参考になった1局でした。